生体細胞内を動いて行く脂肪分子の「リアルタイム動画」 2008年12月25日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 動画:マウスの皮膚の各層における脂肪分子(縁が明るい黄色のもの)。 Credit: 『Science』誌 最新の顕微鏡イメージング技術『SRSイメージング』によって撮影された上の動画は、生体細胞内を移動する分子を撮影したものとしては、おそらくこれまでで最もリアルなリアルタイム動画と言えるだろう。 「誘導ラマン散乱」(SRS)という現象に基づくこの技術は、分子にレーザー光を照射して振動させ、その振動を追跡することで、照射したポイントごとに分子マップを作成。それらの分子マップの動きを統合した動画を得るものだ。 [物質に光を入射したとき、散乱された光の中に、入射された光の波長と異なる波長の光が含まれる現象をラマン効果と呼ぶ。ラマン効