佐野エンブレムの商標調査コストは4,700万円くらいだったようです(加えてエンブレム選考のコストが900万円)(参考ニュース)。一般公募するかしないかにかかわらず、新たにエンブレムを選定するとこのコストがまたかかってしまうことになります(さらに発表会の経費6,900万円もかかります)。招致エンブレムを再利用すれば少なくとも日本国内の商標調査は不要なので大幅なコスト節約になりますね。 以前書いた記事では、組織委による「IOC憲章で、『五輪エンブレムは組織委が作製する必要があると定められている』とし、招致委が作製したものは使えない」という説明に対して、本当にそうなのか検証してみました。少なくともオリンピック憲章からは招致エンブレムのデザインの流用を禁止するような規定は見つかりませんでした。 別の報道記事では、加えて、「発表まで機密事項として管理する」ことが定められていると言います。しかし、オリ