ウィーン 最後の皇太子葬儀 7月17日 9時10分 ヨーロッパでかつて栄華を誇ったオーストリア・ハンガリー帝国の最後の皇太子の葬儀がウィーンで執り行われ、帝国時代の服装に身を包んだ大勢の人たちが市内を行進しました。 17世紀から18世紀にかけて栄華を極め、ヨーロッパで広大な領土を支配したオーストリア・ハンガリー帝国の最後の皇太子、オットー・フォン・ハプスブルク氏は、今月4日、ドイツ南部で98歳で死去しました。ハプスブルク家の歴代皇帝が眠るオーストリアのウィーンでは16日、親族やスウェーデンの国王らが参列する葬儀が執り行われ、帝国時代の服装に身を包んだ3500人余りの参列者がひつぎとともに市内を行進しました。オーストリアの市民の間では、帝国時代の栄華を懐かしむ声が出る一方で、今や一民間人になったハプスブルク氏の葬儀にオーストリア政府が支援したことに批判的な声も聞かれました。ハプスブルク氏はナ