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家族に関するtsugo-tsugoのブックマーク (2)

  • 笑うひとびと - 窪橋パラボラ

    知人の便りを風に聞いた。 ● あるひとは、東欧のひととおつきあいをしている。彼女をよく知る友人が聞いた話によると、お相手の故郷の小さな村を訪れた時、村の人たちが総出で彼女を見に来たのだそうだ。皆さんニホンジンを見るのは初めてだったらしい。彼と結婚するなら、彼女はムスリムに改宗しなければならない。彼女は、どうしようかなあ、と笑って話していたという。 ● あるひとは、東南アジアで暮らしていて、現地のひととおつきあいをしている。結婚を前向きに考え、まずお試しとしてあちらの実家で短期間暮らした。彼のご家庭もムスリムだけれど、彼女の立場を理解して、宗教的なことは強制しないと言ってくれるという。「でもね、」と彼女は笑う。「ラマダンは宗教行事だと思っていないのよう。私もしなきゃいけないって言うのよう」 だから彼女はラマダンの時期、職場でこっそりご飯をべる。日系企業で働いているから、同僚もみんな似たり寄

    笑うひとびと - 窪橋パラボラ
    tsugo-tsugo
    tsugo-tsugo 2010/01/23
    なんというか、このperspectiveがたまらなく優しく、素敵なのです。
  • 法事 - 窪橋パラボラ

    先週土曜日は法事があり、浅草に出た。浅草は寺の町だ。雷門や浅草寺の賑わいを抜け、国際通りを越えると、大小の寺がひしめき合う静かな地区に出る。その中の一つが実家の菩提寺で、父方の祖父母の墓がある。祖父母は私が学生の頃、在宅介護を経て逝った。 法事はいつも私の家族だけで行っているが、今回は母方の祖母も来た。東京に住む大伯母*1が危篤なので、最期のお別れにと上京したのだ。こちらにいる間は母が面倒を見ている。一人で放ってはおけないので、法事にも一緒に出てもらった。 祖母は物事がだいぶわからなくなってきていて、同じ話を何度も何度も、何度も何度も繰り返す。前回会ったときよりも、話がループする間隔が短くなっていた。これが進むと、起きた出来事を忘れ、私達を忘れ、何もかもがわからなくなるのだ、亡くなった祖父母がそうだったように。 私達家族は、数分前に聞いたばかりの話にも、初めて聞くような顔で相づちを打った。

    法事 - 窪橋パラボラ
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