2023年4月21日、新潟県は公文書管理システム上に登録された文書の添付ファイル約10万件が消失する事故が発生したことを公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 大量ファイル消失も県民への影響限定的と見解 2023年4月9日にファイルの消失事故が発生したのは県が運用していた公文書管理システム。2023年3月24日21時から2023年3月31日23時59分までにシステムに登録されたファイル10万3,389件が消失したことを事業者が確認した。新潟県は今回のファイルの大量消失は、庁内業務(庁内の意思決定手続きにかかるもの)で処理が既に行われたものであって、県民や事業者などへ直ちに大きな影響が及ぶことは想定していないと見解を示している。また事業者によれば、今回の事故は新潟県の公文書管理システムでのみ生じたもので、他の地方公共団体では発生していないとしている。 新潟県は行政DXの一環で庁内の
米国政府によるTiktok禁止、何が問題なのか投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2023/3/252023/3/25 Electronic Frontier Foundation 言論と自由と結社の自由には、コミュニケーション技術を選択する権利も含まれる。何を言うか、どこで言うか、誰に言うかを政治家に指図させてはならない。 多くの人が世界中の人々と情報交換するために選択した技術であるTikTokに対し、米国で規制を求める声が高まっていることを我々は懸念している。そうした踏み込んだ行動に出る前に、政府は少なくとも現実の問題とその必要最低限(narrow tailerd: 厳密に調整された)の解決策を具体的な証拠に基づいて提示しなければならない。今のところ、政府はそれをやっていない。 ソーシャルメディアプラットフォームをふくめ、ほぼすべてのオンラインビジネスが膨大な個人データを収集
2022年6月23日、尼崎市は業務委託先企業の関係社員が個人情報を含むUSBメモリを紛失したことを公表しました。紛失したUSBメモリには同市全市民の住民基本台帳の情報等が含まれていました。ここでは関連する情報をまとめます。 データ更新作業で持ち出したUSBメモリ紛失 紛失したのは尼崎市から業務委託を受けたBIPROGYがデータ移管作業のためとして持ち出していたUSBメモリ2つ(1つはバックアップ用)。 BIPROGYは尼崎市から住民税非課税世帯等に対する臨時給付金支給事務を受託。給付金に関して自身が対象になるのか等の市民からの問合せにBIPROGYのコールセンターで応じるため、データの更新を行う必要があった。BIPROGYのコールセンターでのデータ更新作業はBIPROGY社員2人と協力会社社員1人、別の協力会社(アイフロント)の委託先社員1人が対応していた。 物理的な運搬を行った理由として
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 1万人以上の利用者がいた、国内の大手Discordサーバー(※)「Twitter2」が、悪意ある第三者の攻撃によって11月に凍結されていたことが分かりました。管理人のにゃるらさんに話を聞いたところ、かなり巧妙な手口で凍結させられており、場合によっては「防御不能」となることも。今後への注意喚起の意味も込め、どのような手口が使われたのかをまとめました。 ※同じ趣味を持つ人たちが参加するグループのようなもの 決まればガード不能、“荒らし”が使った手口とは 今回凍結させられた「Twitter2」は、ライターのにゃるらさん(@nyalra)が2021年の1月に立ち上げたDiscordサーバー。にゃるらさんは以前からTwitterで「だれも社会や政治の話をせず、毎日みんなでアニメを観たりゲームをしたりして1日がおわるマジで楽しいSNS(=Twi
2021年9月14日、文部科学相はGIGAスクール構想の先進事例として町田市立の児童に配布されたタブレットがいじめに使われたことを明らかにし、*1 同日に文科省は東京都教委、町田市教育委に事実関係の確認を行った上で個人情報の管理状況が不適切であったと指摘しました。*2ここでは関連する情報をまとめます。 児童全員が同じパスワード 不適切な管理が行われていたのは町田市内の市立小学校で2019年5月に配布されたChromebook。具体的には次の問題があったことが週刊誌、新聞で報じられている。*3 *4 *5 *6 なお、町田市教委はPRESIDENT Onlineが報じた一連の記事に対して同社より取材を受けていないとして内容確認中とするコメントを行っている。*7 児童が端末起動時に使用する認証情報はIDは「所属学級+出席番号」、パスワードは全員「123456789」固定と第三者から容易に類推で
コロナ禍の影響もあるのか、婚活市場ではマッチングアプリの利用者が拡大している様です。そんな中、累計会員数が600万人を超える「Omiai」が不正アクセスを受け、本人確認書類(個人情報)を約171万件漏えいした可能性があると発表しました。 mainichi.jp 公式発表 ・不正アクセスによる会員様情報流出に関するお詫びとお知らせ (魚拓) (前略) その後、不正送信の可能性がある通信ログを解析した結果、一部会員様(既に退会された旧会員様も含む)の年齢確認書類の画像データが4月20日~4月26日の間、数回にわたって外部に流出した可能性が高いことが判明しました。 2. 対象となる情報 対象:2018年1月31日~2021年4月20日の期間に、当社へ年齢確認審査書類をご提出いただいた171万1千756件分(アカウント数)の年齢確認書類の画像データ。 年齢確認審査書類の主な種別: 運転免許証、健康
7年前から指摘してきたのに 今回、朝日新聞・峯村健司さんらの報道で明らかになった、⽇本国内で最も利⽤されているSNS「LINE」の個⼈情報が、⽇本国外である韓国のサーバーに暗号化されていない無防備状態格納されており、しかも再委託先の中国企業などがアクセス可能な状態だったという事件は、第一級の情報漏洩事案である可能性があり、安全保障上、極めて重大な損失を日本の国家・社会に与えかねないものだと認識しています。 筆者は、LINEが設立に関与した一般財団法人情報法制研究所の事務局次長と上席研究員を兼任し、また、日本の個人情報保護の枠組みについて研究を行ってきました。 本件LINEの事件についても知り得る立場にあり、2014年ごろからこの問題について警鐘を鳴らしてきたつもりではありましたが、今回の一連の報道でようやく広く国民の知るところとなり問題視された件については、安堵と同時に忸怩たる気持ちを抱き
TL;DR 基本的には二重での暗号は不要 ただし、転送後も暗号化したまま使うなら、転送前から暗号化するのは良い ルールXを無邪気に追加して不整合のあるセキュリティルールを作ってはいけない はじめに 社内のセキュリティルールやスタンダードを決めるときに、HTTPSなのにVPN必須になってたりファイル暗号も必須になってたりするケースたまに見ます。今回は、それは実際に必要なことなのか? セキュリティ的に有効なのか? という点で考察をしていきたいと思います。 背景 二重三重に暗号化しても性能ペナルティが無いなら「なんとなく安全そうだから」でOKにしてしまいがちなのですが、これはよく考える必要があります。 というのも 「ルールXを追加することで既存のルールAと不整合が出る」 ってことは割とよくあるからです。具体的には「SCPのファイル転送は(SCPのセキュリティに不備があった時の)安全性のためにファ
2021年3月17日、日本国内のLINE利用者の個人情報に対し、国外から技術者らがアクセスできる状態にあったにもかかわらず、規約上で十分な説明が行われていなかったと報じられました。ここでは関連する情報をまとめます。 何が問題と報じられたのか LINEの(主に日本国内利用者における)個人情報保護管理の不備が報じられた。報道で問題として指摘されたのは国内LINE利用者の個人情報移転先である国名の明記。移転先やアクセスを行う国名は原則として明記を行った上、利用者から同意を得るよう個人情報保護委員会が求めていた。 LINEは利用者へ国外で一部利用者情報を取り扱っていたことについて十分な説明ができていないと判断。利用規約において、「利用者の居住国と同等のデータ保護法制を持たない第三国に個人情報を移転することがある」と説明するも国名までは明記していなかった。 今回は管理不備とされる問題が報道で指摘され
れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software 最近あったトラブル 証言1「朝ネットが使えないことがある」 俺(WiFi機器のスリープ復帰障害とかかな? 証言2「有線だけダメ。無線はOK」 俺(有線で朝だけっておかしいな?夜も通信してるし 証言3「Aさん(中国人)が来るとネットが使えない」 俺(人依存かよ…どうせ間違いだろ で、調査したら 2020-11-04 08:43:19 れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software 確かにAさんが出勤してしばらくすると20分ほどネットが使えない端末があるっぽい。 で、出勤してからの行動を見ると ・入室 ・席でカバンを置く ・給湯室でお茶をつくる ・お茶をもって席に ・大抵はメールチェック←このあたりでネットが使えない人が出始める という現象が。 2020-11-04 08:46:26 れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_softwar
この指摘が的を射ていると思った。そもそも口座振替って誰にでも振替先となる(自動引き落しさせる)のを認めるものじゃないのでは?公共料金だったりクレジットカードだったり、学会の年会費にも使えたりするが、それなりの組織を介した口座振替依… https://t.co/U2z1Q6da8v
こんばんは、ritouです。 令和の時代においても、フィッシング攻撃はメール、SMS共に存在します。 だいぶ普及してきたみんな大好きワンタイムパスワードでもフィッシングに対しては脆弱です(FIDOにしましょう)。 フィッシング攻撃への現状の対策はどうかというと、メール自体の検証、メールにあるURLの表示と実際のリンクの差異、URLが正規のものかを確認することは素人になればなるほど困難です。 SMSならばURLはテキストそのものだから安心かもしれませんが、そもそも正規のメッセージに偽物が混ざってきたらわかりません。 ということで、今回は「メールやSMSにできるだけURLや電話番号などを記載するのを避けよう。」という話です。 主張 例えばこの記事 keepmealive.jp それならば対策は二つだけ 1. SMSに書かれているURLは原則としてクリックしない 2. どうしてもクリックする必要
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