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ブックマーク / www.afpbb.com (33)

  • カンボジアの地雷除去で大活躍、ネズミの「マガワ」が引退

    カンボジアでの地雷除去活動に貢献したアフリカオニネズミのマガワ。英国の慈善団体PDSA提供(撮影日不明、2020年9月25日公開)。(c)AFP PHOTO /PDSA 【6月6日 AFP】カンボジアでその並外れた嗅覚を発揮し地雷・不発弾除去活動に貢献したアフリカオニネズミ「マガワ」が、5年間の現役生活を終え、好物のバナナとピーナツを楽しむ生活に入ることになった。マガワを訓練したベルギーの慈善団体「APOPO」が5日、AFPに明らかにした。 カンボジアでAPOPOのプログラムマネジャーを務めるマイケル・ヘイマン(Michael Heiman)氏は5日、これまでに地雷71個と不発弾38個を見つけてきたマガワは、「やや疲れてきた」とAFPに語った。「引退させてあげるのが一番だ」 カンボジアでは1975~1998年に大量の地雷が敷設され、数万人が犠牲となっている。APOPOによると、マガワは5年

    カンボジアの地雷除去で大活躍、ネズミの「マガワ」が引退
  • ラッコの生態系復帰、捕食動物の再導入がもたらす恩恵 研究

    【7月26日 AFP】1970年代にカナダの西海岸に再導入されて以来、貝やウニを大量にべるラッコは地元漁師の悩みの種となってきた。だが最新の研究によると、ラッコは経済的な面で損失よりも大きな恩恵をもたらしていることが分かった。 研究は、カナダのブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)とバンクーバーアイランド大学(Vancouver Island University)の研究チームが主導したもので、米科学誌サイエンス(Science)に先ごろ掲載された。 19世紀の終わりごろ、北西太平洋に生息のラッコは、最高級の厚い毛皮への需要が原因で絶滅寸前まで狩られた。ラッコの毛皮は動物界で最も厚く、凍えるほど冷たい海水から身を守るために役立つ。 ラッコの主はカニ、二枚貝、ウニなどの無脊椎動物だ。愛らしい見た目とは裏腹に、1日に自分の体重の4分の1

    ラッコの生態系復帰、捕食動物の再導入がもたらす恩恵 研究
  • 気象局がイグアナ落下予報、「死んでいるわけではない」 米フロリダ

    【1月22日 AFP】異例の低気温に見舞われている米フロリダ州マイアミの気象当局は21日、寒さで硬直状態に陥ったイグアナが木から落下する可能性があると「予報」し、「死んでいるわけではない」と説明した。 フロリダ一帯に生息するグリーンイグアナは原産種ではなく、1960年代に中南米から旅行者が持ち帰った外来種。防波堤から歩道まであらゆる場所に深刻な被害を与える上、絶滅危惧種のチョウやカタツムリを脅かす厄介な侵入生物とみなされている。 変温動物のイグアナは、気温4度から氷点下1度の間では冬眠状態になり、硬直する。米国立気象局(NWS)マイアミ支局は21日のツイッター(Twitter)投稿で、「これは通常われわれが予報する内容ではないが、今夜イグアナが木から落ちるのを見ても驚かないように」と伝えた。 昨年1月に寒気に見舞われた際にも、市民が硬直状態になったイグアナの写真を多数ソーシャルメディアに投

    気象局がイグアナ落下予報、「死んでいるわけではない」 米フロリダ
  • 動画:鳥だってノリノリで踊りたい! オウムの脳も音楽処理能力があることが判明

    【7月9日 AFP】音楽に合わせてノリノリで踊るキバタンオウムのスノーボール(Snowball)を研究してきた科学者らはこのほど、オウムの脳も人間と同じように音楽を処理し、創造的に反応する能力があることが分かったと発表した。スノーボールは訓練を受けることなく、新しいダンスを披露して見せたという。スノーボールは10年前に米男性グループ「バックストリート・ボーイズ(Backstreet Boys)」の音楽に合わせて踊る動画がユーチューブ(Youtube)で話題となり、一躍人気者になった。 映像はスノーボールのダンス。スノーボールの飼い主、イレーナ・シュルツ(Irena Schulz)氏が2008年に撮影・提供。(c)AFP

    動画:鳥だってノリノリで踊りたい! オウムの脳も音楽処理能力があることが判明
  • テロ後の世論を「マインドコントロール」 英政府の極秘作戦

    ロンドンのロンドン橋での襲撃事件の発生から4日後に現場で行われたイスラム教指導者らによる集会で、プラカードを掲げる人々(2017年6月7日撮影)。(c)Odd ANDERSEN / AFP 【6月20日 MEE】英国政府が、テロ発生に備えた対策として、事件後に国民から自然に生まれた反応のように見せかけることを目的としたソーシャルメディア活動を事前に準備していることが、ミドル・イースト・アイ(MEE)の調べにより分かった。 有事対策当局が「統制された自発行動」と呼ぶこの作戦では、来たる襲撃事件に備え、ハッシュタグが慎重にテストされ、インスタグラム(Instagram)用の画像が選定され、「即席」を装った街頭ポスターが印刷されるほか、政治家の声明、犠牲者追悼集会、異宗教間イベントの調整も事前になされている。 この作戦は、2017年のロンドン橋(London Bridge)襲撃事件やモスク(イス

    テロ後の世論を「マインドコントロール」 英政府の極秘作戦
  • 巧みに人を操る「子犬の目」の進化、オオカミにはできない表情 研究

    【6月18日 AFP】犬が人間を自分の意思に従わせるために「子犬のような目」を使うのを、どうやって身に付けたか考えたことがあるだろうか。 17日の米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された最新の研究論文によると、飼い犬は人間に似た眉の筋肉を進化させており、それによって人の心をとろけさせるあの悲しげな顔の表情を作れることが明らかになったという。 今回の研究では、死んだ飼い犬を解剖し、飼い犬の祖先である野生のオオカミと比較した。飼い犬とオオカミは約3万3000年前に分岐した。 今回の研究の別のパートでは、犬と見知らぬ人間との2分間の交流の様子を録画し、眉頭を上げる、目の周りの特定の筋肉がどれくらい使われているかを詳細に記録した。さらにオオカミでも同じ実験を行った。 その結果、飼い犬の場合は目の周囲に二つの筋肉が必ず存在し、十分に形成されているが、オオカミではそうではないことが判明した。また、

    巧みに人を操る「子犬の目」の進化、オオカミにはできない表情 研究
  • フェイスブック、ユーザーの電話番号をターゲティング広告に利用 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

    フェイスブックのロゴ(2018年4月28日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Lionel BONAVENTURE 【9月28日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は27日、利用者がセキュリティー強化のために同社に提供した電話番号を広告主と共有していることを認めた。 米国の2大学の共同研究で、フェイスブックの利用者が2段階認証のために登録した電話番号がターゲティング広告にも利用されていることが明らかになったと、テクノロジー関連サイト「ギズモード(Gizmodo)」が報じていた。 2段階認証とは、ログインする際にパスワードの入力に加え、テキストメッセージなどで送ったコードの入力も求めてセキュリティーを強化する仕組み。 米2大学の研究によれば、セキュリティー目的もしくはメッセージの送受信のためにユーザーが登録した電話番号が広告主に利用される可能性があるという。 今回の研究

    フェイスブック、ユーザーの電話番号をターゲティング広告に利用 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
  • 7500メートルの深海で新種の魚3種発見、南米西岸沖のアタカマ海溝 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

    アタカマ海溝の深海で見つかったクサウオ科とみられる新種の魚。英ニューカッスル大学提供(2018年9月14日提供)。(c)AFP PHOTO /University of Newcastle 【9月15日 AFP】南米西岸沖のアタカマ海溝(Atacama Trench)の水深7500メートルの深海で、クサウオ科とみられる新種の魚3種が発見された。3種とも半透明でうろこを持たず、地球上のほとんどの生物が即死すると思われる極限の環境に完全に適応している。 国際研究チームは最新の水中カメラで調査を行った。生物の生息に適さない環境にこれらの魚が多数いたことに驚いたという。 英ニューカッスル大学(Newcastle University)のアラン・ジェイミーソン(Alan Jamieson)上級講師(海洋生態学)は14日、「これらの新種はあらゆる魚にとって極限といえる環境にいた。これほどの深さでは1、

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  • 水滴の「ぽちゃん」という音、発生の仕組みついに解明

    水面に落ちる水滴の様子を超高速カメラで捉えた画像。15・16枚目には、水面下で生じた気泡が写されている。ケンブリッジ大学提供(2018年6月22日提供)。(c)AFP PHOTO / University of Cambridge / Sam Phillips 【6月23日 AFP】真夜中に繰り返され、精神をじわじわとむしばむ「ぽちゃん、ぽちゃん…」という水滴の音──。これまで謎だったこの音の発生の仕組みをついに解明したとする論文が22日、オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された。 論文の主著者は英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の学部生サミュエル・フィリップス(Samuel Phillips)さん。この研究に取り組んだきっかけは、フィリップさんを指導するアヌラグ・アガルワル(Anurag Ag

    水滴の「ぽちゃん」という音、発生の仕組みついに解明
  • 暗黒物質ない銀河、6500万光年先で「ありえない」発見

    ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた「DF2」銀河。欧州宇宙機関提供。(c)AFP PHOTO / ESA/Hubble 【3月29日 AFP】宇宙の4分の1を構成するとされ、目に見えず解明もほとんど進んでいない「暗黒物質」のない銀河の存在が28日、天文学者らによって初めて明らかにされた。 【特集】エイリアン?それとも…? 宇宙の「謎」写真集 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された論文は、今回の発見によって、銀河の形成方法に関するさまざまな仮説の見直し、あるいは大幅な修正が必要となる可能性があると指摘している。 論文の共同執筆者であるカナダ・トロント大学(University of Toronto)の天文学者ロベルト・アブラハム(Roberto Abraham)氏はAFPの電話取材に応じ、「非常に奇妙」と述べ、「この大きさの銀河なら、通常の物質の30倍の暗黒物質があるはずだが、全くなかった」

    暗黒物質ない銀河、6500万光年先で「ありえない」発見
  • 臭い靴下でバス車内が混乱、男を逮捕 インド

    パーキングエリアに止めた車から足を出す運転手(2007年7月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/THIERRY ZOCCOLAN 【12月3日 AFP】インドで、バス車内で下の「鼻をつくにおい」で他の乗客たちと口論となるなどして混乱を起こしたとして男1人が逮捕された。警察当局が2日、明らかにした。 警察当局によると、男は北部ヒマチャルプラデシュ(Himachal Pradesh)州から首都ニューデリーに向かっていたバスの車内で下を脱いで通路のそばに置いた。 すると他の乗客たちが男に抗議し、その不快な下をしまうか車外に捨てるかするよう求めた。 しかし男は要求を拒否。激しい口論が起きたため運転手は仕方なくヒマチャルプラデシュ州ウナ(Una)県の警察署の前にバスを止めた。 ウナ警察のサンジーブ・ガンジー(Sanjeev Gandhi)氏がAFPに語ったところによると、バスは警察署にた

    臭い靴下でバス車内が混乱、男を逮捕 インド
    tsugu231
    tsugu231 2017/12/03
  • 米探査機ボイジャー1号、37年ぶりエンジン作動

    米フロリダ州ケープカナベラルの航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターから打ち上げられる探査機「ボイジャー1号」(1977年9月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / NASA / KSC / HO 【12月2日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は1日、1977年に打ち上げた探査機「ボイジャー1号(Voyager 1)」の噴射エンジンを37年ぶりに動かすことに成功した。 太陽系外惑星を探索するために40年前に打ち上げられた無人探査機ボイジャー1号は、人類史上、地球から最も遠くを飛行する人工物となっている。だが、地球との通信を続けるためにはアンテナの向きの微調整が必要となっていた。「地球から130億マイル(約210億キロ)離れた位置では、近くに調整を行う修理工場もない」とNASAはプレスリリースで表現。 NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)の

    米探査機ボイジャー1号、37年ぶりエンジン作動
  • ネアンデルタール人はもっとたくさんいた? 新たなDNA解析手法で新説

    現在のスペインのエルシドロンに当たる地域に住んでいたネアンデルタール人の上顎骨の化石。一部に歯石を確認できる(2017年3月7日提供)。(c)AFP/Paleoanthropology Group MNCN-CSIC 【8月8日 AFP】新たなDNA解析手法により、はるか以前に絶滅したネアンデルタール人に関する通説が書き換えられつつあるとする研究論文が7日、発表された。 これまでの研究では、ネアンデルタール人が姿を消しつつあった約4万年前には、地球上に約1000人しか生存していなかったことが示唆されてきた。 だが、米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文は、今回の研究によって、その数はそれよりもはるかに多い数万人に上っていた可能性があり、欧州各地に孤立した集団として生存していたことが明らかになったとしている。 遺伝的な手掛かりの一つは、ネアンデルタール人のDNAに、通常遺伝的多様性

    ネアンデルタール人はもっとたくさんいた? 新たなDNA解析手法で新説
  • 現代のイヌ、4万年前の単一起源か DNA研究

    オオカミの亜種メキシコオオカミ。メキシコ・メキシコ市の動物園で(2017年7月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/PEDRO PARDO 【7月19日 AFP】小型犬のチワワから大型犬のセントバーナードまで、今日の飼い犬はその起源を単一のオオカミの群れにまでさかのぼることができるとの研究結果が18日、発表された。人とこのオオカミの群れとの遭遇は、最大4万年前にさかのぼるとしている。 今回の結果をめぐっては、「人間の最良の友」であるイヌがその祖先のオオカミからいつ、どこで最初に枝分かれしたかをめぐる科学的論争を再燃させるとみられている。 オオカミからイヌの分岐が起きた時期と場所については、学派ごとにそれぞれ異なっており、約1万5000年前に欧州でと主張するものや、約1万2500年前に中央アジアまたは中国でと主張するものまで様々だ。 他方で、2016年に米科学誌サイエンス(Science)に掲

    現代のイヌ、4万年前の単一起源か DNA研究
  • 貧しい人々も平等に、でも平等すぎはだめ? 研究

    パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のラマラで、募金をする女性(2016年1月12日撮影、資料写真)。(c)AFP 【7月11日 AFP】人は経済的な格差や不平等さに大きな嫌悪感を示すが、その一方で社会的なヒエラルキーは変えたくないという矛盾する感情により、こうした「思いやり」の気持ちが影をひそめるとした研究論文が10日、発表された。 このことは、貧しい人々を支援したいとする大きな意思があるにもかかわらず、社会の不均衡さが根強く残っている理由を説明するものかもしれないと、英科学誌「ネイチャー・ヒューマン・ビヘイビア(Nature Human Behaviour)」に掲載された論文は指摘している。 研究者らが行った実験では、被験者らは見知らぬ人の間で不平等に分けられたお金を再分配するよう求められると、最悪の格差を解消すべくお金を移動させはしたものの、所有額における形勢の逆転を生じさせることはしなか

    貧しい人々も平等に、でも平等すぎはだめ? 研究
  • 1万年前の人骨に「集団虐殺」の痕跡、研究で解明

    ケニアのトゥルカナ湖近くのナタルクで発掘された頭蓋骨の一つ。男性のもので複数の損傷の跡がみられる(2016年1月19日提供)。(c)AFP/NATURE/"MARTA MIRAZON LAHR/FABIO LAHR" 【1月21日 AFP】約1万年前、男性と女性と子どもの小集団が別のグループに捕えられ、縄で縛られた揚げ句に、矢で射られたりこん棒で殴られたりして殺された──。沼に投げ込まれた彼らの遺体は、数千年間、堆積物の中で保存されていた。 これらの遺体を、知られている中で最古の人間の「集団虐殺」の証拠として提示した研究結果が20日、発表された。なぜ人間は戦争をするのかをめぐる議論を再燃させる結果だという。 集団虐殺が起きたのは、有史以前の人間の祖先が狩猟採集民として暮らしていた時代の末期だ。この後間もなく農業革命が起き、初期人類は土地を耕すために定住するようになった。 ケニアのトゥルカナ

    1万年前の人骨に「集団虐殺」の痕跡、研究で解明
  • 恐竜の進化史書き換えか 「革命的」新系統樹、英チームが発表

    ティラノサウルス類の骨格標を見る人。モンゴルの首都ウランバートルの博物館で(2016年7月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/Johannes EISELE 【3月23日 AFP】恐竜は130年もの間、その複雑な系統樹の最初の分岐点として「鳥盤類」と「竜盤類」の2大グループに分類されてきた。だが、教科書や古生物学界で疑いようのない事実として説明されてきたこの系統樹を覆す可能性のある「革命的」論文が22日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 論文の共著者、英ロンドン(London)自然史博物館(Natural History Museum)のポール・バレット(Paul Barrett)氏は「われわれの研究は130年にわたる定説を覆すものだ」と語った。 研究チームが原始的な恐竜の特徴を詳細に分析した結果、竜盤類に分類されるティラノサウルス・レックス(T・レックス)と、鳥盤類に属

    恐竜の進化史書き換えか 「革命的」新系統樹、英チームが発表
  • 月の起源、「巨大衝突」ではなかった? 定説覆す論文発表

    米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影した地球と月の写真を合成した画像。(c)AFP/NASA 【1月10日 AFP】約45億年前に地球の衛星として誕生した月は、原始地球に小さな天体が次々衝突したことによって形成された可能性があるとの研究結果が9日、発表された。 月の起源をめぐっては、地球に火星サイズの天体1個が衝突したことにより形成されたという「巨大衝突説」が定説となっていたが、同説は大きな矛盾を抱えていた。 この説が事実ならば、月の成分の5分の1は地球派生で、残る5分の4は衝突した天体の物質ということになる。しかし実際には、地球と月の成分構成はほぼ同一であり、これは同説の支持者らを長く困惑させてきた矛盾点だった。 だが、1回の大規模衝突ではなく小さな衝突が繰り返されたと考えれば、この矛盾についても説明がつく。 英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscie

    月の起源、「巨大衝突」ではなかった? 定説覆す論文発表
  • 「アスパラガス尿」 嗅ぎ分けのカギは遺伝子にあり 研究

    米首都ワシントンのマーケットで販売されているアスパラガス(2013年8月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/SAUL LOEB 【12月15日 AFP】アスパラガスをべた後の鼻を突く尿のにおいをめぐっては、それを感じる人とそうでない人とに大きく分かれるが、その理由は詰まるところ、遺伝子にあるとする研究結果が14日、発表された。 フランスの作家マルセル・プルースト(Marcel Proust)はかつて、このにおいを、粗末なし瓶を香水瓶に変えるものと表現したが、どうやらプルーストは少数派に属していたようだ。今回発表された研究によると、5人に3人はこのにおいを嗅ぎ取ることができないのだという。 英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)のクリスマス号で発表された研究結果によると、被験者6909人のうち男性の58%と女性の61.5%にアスパラガスのにおいを感知できない嗅覚の障害がみ

    「アスパラガス尿」 嗅ぎ分けのカギは遺伝子にあり 研究
  • マーラーの希少な自筆譜競売へ、予想価格は4億円超 交響曲「復活」

    香港のサザビーズに展示されたオーストリアの作曲家・指揮者グスタフ・マーラーの交響曲第2番「復活」の直筆楽譜(2016年8月17日撮影)。(c)AFP/Anthony WALLACE 【8月18日 AFP】クラシック音楽界の巨匠グスタフ・マーラー(Gustav Mahler、1860~1911年)の希少な直筆の楽譜が競売にかけられることになり、香港(Hong Kong)で17日、公開された。 競売を主催するサザビーズ(Sotheby's)によると、この全232ページの楽譜は交響曲第2番「復活(Resurrection)」の完全な自筆譜。英ロンドン(London)で年内に競売にかけられ、落札予想価格は手書きの楽譜としては史上最高値の350万ポンド(約4億5600万円)。 オーストリアの作曲家・指揮者マーラーは10曲の交響曲を手掛けたが、サザビーズによると、完全な楽譜が競売にかけられたことはこれ

    マーラーの希少な自筆譜競売へ、予想価格は4億円超 交響曲「復活」