はてなお題に関するtsukikanaのブックマーク (1)

  • プラタナス星の王女を見送った日 - 一筋の光、降り注ぐ光。

    春まだ浅い、3月。 大安の日を選んで、彼は長女を迎えに来た。 遠距離恋愛だった。 当初、長女は大学生、彼は大学院生で、仕事を始めたらどうなるのかなと心配していたが、杞憂だったようだ。 「多分、結婚することになると思う」 と娘に言われたときは、ああ良かった、と思った。一方で、関西に行ってしまうことになるの?と、実はうろたえた私。今度は、私たちと遠距離になるの? それからが、早かった。 薔薇の花束のプロポーズに始まり、彼が家に挨拶に来てくれて、先方の御両親と顔合わせの事会をして、引越しの荷造りやら送別会やら、あれこれ忙しくしているうちに、ついにその日が来てしまった。 ✻薔薇の花のプロポーズについては、ここでも書いています↓ tsukikana.hatenablog.com もちろん、心から娘の幸せを願っていた。 4人で暮らせる残された時間の、日常の、どんなにささやかなことでも覚えていたいと、

    プラタナス星の王女を見送った日 - 一筋の光、降り注ぐ光。
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