韓国外交通商省の当局者はNHKの取材に対して、送り返すことにしていた野田総理大臣からの親書について、外務省で担当者に面会できなかったことから、書留で郵送したことを明らかにしました。
韓国外交通商省の当局者はNHKの取材に対して、送り返すことにしていた野田総理大臣からの親書について、外務省で担当者に面会できなかったことから、書留で郵送したことを明らかにしました。
最低賃金で働いた場合、1か月の収入が生活保護の水準を下回る都道府県は、11に上ることが、厚生労働省の調査で分かりました。 この調査結果は、10日夜に開かれた、最低賃金の引き上げについて協議する厚生労働省の審議会で示されました。 最低賃金は、企業が従業員に最低限支払わなければならない賃金で、毎年、審議会が示す目安を基に、都道府県ごとに決められ、現在の全国の平均は時給にして737円となっています。 厚生労働省によりますと、最低賃金で1日8時間、週5日働いた場合の1か月の収入が、生活保護の水準を下回る都道府県は、北海道、青森、宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫、広島の11に上るということです。 生活保護の受給額を時給に換算した場合、差額が最も大きかったのは北海道で30円、次いで東京が20円、宮城が19円、神奈川が18円などとなっていました。 こうしたいわゆる逆転現象は、去年、3つの
カンボジアで、主に幼児の間で原因不明の病気が発生し、ことし4月以降、50人以上が死亡していることがわかり、WHO=世界保健機関はカンボジア政府とともに調査を行い、病気の解明を急いでいます。 WHOによりますと、ことし4月以降、カンボジアの中部や南部で、3歳以下の幼児を中心に、子どもが高熱を出したあと、脳炎や肺炎にかかるケースが相次いで報告されています。 これまでに確認されただけで57人の子どもが病院に運ばれ、そのうちの1人を除いてすべて死亡するという、非常に高い致死率となっていますが、原因は分かっていません。 一方、現地の医師によりますと、これまで1つの家族で2人が発症した例は報告されておらず、また治療にあたった医師や看護師の発症もないということで、ヒトからヒトへ感染する力は弱いとみられています。 首都プノンペンの病院では、このところ、ぐったりした様子の子どもを抱えて診療を待つ親の姿が多く
新潟市の居酒屋が日本酒と間違って食器用の洗剤を出し、飲んだ男性客2人がのどの痛みなどを訴えて病院で治療を受けていたことが分かりました。2人の症状は軽いということですが、新潟市保健所は、この居酒屋を9日から3日間の営業停止処分にしました。 7日午後8時30分ごろ、新潟市中央区の居酒屋「越後茶屋・駅南店」で、日本酒を注文した60代の男性2人が飲んだあと「のどが痛い」と訴えました。 2人は病院で治療を受けた結果、アルカリ性の洗剤を飲んでいたことが分かりました。 新潟市保健所などによりますと、居酒屋では、食器用の洗剤を、ラベルがついたままの一升瓶に入れていて、従業員が日本酒と間違えて出してしまったということです。 2人の症状は軽いということですが、新潟市保健所は、居酒屋を9日から3日間の営業停止処分にしました。 「越後茶屋・駅南店」は「お客様には大変ご迷惑をおかけしました。2度とこのようなことが起
ヒッグス粒子は私たちの身の回りも含め、すべての宇宙空間を満たしている素粒子として、1964年にイギリスの物理学者、ピーター・ヒッグス氏が存在を予言しました。 もし、ヒッグス粒子が存在しなければ、宇宙を構成するすべての星や生命が生まれないことになるため、「神の粒子」とも呼ばれています。 私たちの宇宙は、1960年代以降、まとめられた現代物理学の標準理論で、17の素粒子から成り立っていると予言されました。 これまでに、クォークやレプトンなど16については実験で確認されてきましたが、最後の1つ、ヒッグス粒子だけが見つかっていませんでした。 ヒッグス粒子が担っている最も大きな役割は、宇宙のすべての物質に「質量」、つまり「重さ」を与えることです。 およそ137億年前、宇宙が誕生したビッグバンの大爆発によって生み出された大量の素粒子は、当初、質量がなく、自由に飛び回っていました。 ところが、その後、ヒ
宇宙の成り立ちに欠かせないものとして、半世紀近く前にその存在が予言されながら見つかっていなかった「ヒッグス粒子」とみられる素粒子を発見したと、日米欧などの国際的な研究グループが発表しました。 ヒッグス粒子は1960年代以降、物理学の標準理論で存在が予言された17の素粒子のうち、ただ1つ見つかっていなかったもので、現代物理学の大きな謎が解明されることになります。 これは4日、日本、アメリカ、ヨーロッパなどの国際的な研究グループが、スイスや東京で記者会見を開いて発表したものです。 研究グループは4年前から、スイスのジュネーブ郊外にあるCERN=ヨーロッパ合同原子核研究機関の1周が27キロある巨大な「加速器」と呼ばれる実験装置を使って、ヒッグス粒子を探してきました。 実験では、2つの陽子を光と同じぐらいの速さまで加速して正面衝突させ、その際に生まれる無数の粒子を調べる手法でヒッグス粒子を探してき
「植物の『葉』は『根』になれなかったいわば『失敗作』である」、東京大学の研究グループが植物の「葉」ができる詳しい仕組みを初めて明らかにしました。 将来、遺伝子操作によって、葉になる部分を増やすなど、農作物への応用も期待されます。 東京大学大学院の塚谷裕一教授の研究グループは、実験で使われる代表的な植物「シロイヌナズナ」の突然変異を調べていたところ、本来、「葉」となる部分に「葉」と「根」の中間的なものが生えているのを見つけました。 詳しく調べると、葉の細胞分裂に関わるある2種類の遺伝子が欠けていることが分かり、研究グループでは、よく似た構造を持つ別のもう1種類の遺伝子も除去して栽培してみました。 その結果、通常の種から育った株では双葉が伸びてきましたが、遺伝子を除去した株では双葉の代わりに根が生え、今回、除去した遺伝子が、葉をつくるのに必要な遺伝子であることを突き止めました。 「葉」ができる
NECは海外の携帯電話事業から撤退する際、提携先の香港の企業に対して多額の補償金などを支払ったことについて、東京国税局から経費とは認められないとして、100億円を超える所得隠しを指摘されました。 関係者によりますと、NECは、海外で携帯電話事業を展開するため香港の通信事業会社と提携しましたが、販売が思うように伸びず、撤退することになったということです。 その際、香港の企業から当初の契約で定められた以上の補償金などを要求され、おととし3月までの3年間に100億円余りを支払ったということです。 NECは経費として処理していましたが、東京国税局は、金額の算定に根拠がなく経費とは認められないとしてすべて交際費と認定し、100億円余りの所得隠しを指摘しました。 NECは過去にそれを上回る赤字があったため、追徴課税はされませんでした。 これについてNECは「通常の税務調査の中で指摘を受けたもので、税務
夏が近づきスタミナをつけるため、うなぎを食べたいと考えている方も多いと思います。 しかし、うなぎは、このところ大幅に値上がりしていて、ちょっと遠い存在になりつつあるのではないでしょうか。 特にことしは急激に値上がりしていて、築地市場の卸売りの平均価格は、去年の同じ時期と比べて7割近くも高騰し、過去最高水準の高値となっています。 今や“高級食材”とも言えるうなぎ、今後も食べられるのでしょうか。経済部で流通や食品業界を取材している河内康之記者が解説します。 高騰するウナギ まず、私が最初に訪れたのが牛丼チェーン。 この時期になると牛丼チェーンもうな丼の販売を始めます。牛丼では激しい値下げ競争を繰り広げていますが、うな丼については様子が違っていました。 今週から大手2社が、それぞれうな丼を650円と780円で販売を始めました。2年連続の値上げで、いずれも去年より100円値上げしました。
樹齢の長い屋久杉を名古屋大学などの研究グループが調べたところ、奈良時代後半の西暦775年に宇宙から地球に強力な放射線が降り注いだとみられることが分かり、宇宙の現象と地球環境の関わりを探る手がかりになると注目されています。 名古屋大学太陽地球環境研究所の増田公明准教授らの研究グループは、宇宙からの放射線「宇宙線」などの影響で変化した「放射性炭素」に注目し、樹齢およそ1900年の屋久杉の年輪に含まれる放射性炭素の量を測定しました。 その結果、奈良時代後半の西暦775年の層に通常のおよそ20倍の放射性炭素が含まれていることが分かり、研究グループによりますと過去3000年間で降り注いだ最も強力な放射線とみられています。 原因は特定されていませんが、地球の比較的近くで発生する「超新星爆発」や太陽の表面で起きる可能性が指摘されている巨大な爆発「スーパーフレア」などの激しい現象が考えられるとしています。
世界有数の牛肉の産地、オーストラリアで今、空前の「ワギュウ」ブームが起きています。 20年ほど前に、生きた和牛や受精卵が日本から渡って以来、徐々に関心が高まり、今や「WAGYU」ということばがそのまま使われているほどの人気です。 オーストラリアの「ワギュウ」ブームについて、シドニー支局の向井麻里記者が解説します。 霜降りの美味に目覚める メルボルン郊外で人気のあるステーキ専門店。 かつては歯ごたえがあって赤身の多いアンガス牛のステーキが主流でしたが、今や「ワギュウステーキ」の売り上げが全体の30%を占めるまでになっています。 肉そのものの風味を味わいたいという人が多かったオーストラリアですが、柔らかくて口の中でとろけるような霜降りの牛肉の食感とおいしさに、オーストラリアの人々も目覚めたようです。 あちこちで「WAGYU」 オーストラリアのレストランやカフェで最近よく見かけるのが「WA
アメリカでは、かつて、大学卒業後は親元を離れて独立して生計を立てるのが当たり前とされてきましたが、最近では、経済の低迷から就職できないなどの理由で、実家に戻って親と一緒に住む若者たちが急増し、「ブーメラン族」と呼ばれて注目されています。 アメリカのシンクタンク「ピュー・リサーチ・センター」の調べによりますと、25歳から34歳の若者のうち、定職に就けずに実家に戻るいわゆる「ブーメラン族」が3人に1人の割合に上り、これは10年前から比べるとほぼ倍に増えているということです。 親元から独立することが当たり前とされてきたアメリカでは、これまで「ブーメラン族」となるのは恥ずかしいことと受け止められる傾向がありました。 しかし、このシンクタンクが行った意識調査では、「ブーメラン族」の80%近くが「今の生活を悪くは思っていない」と答え、最近の若者たちは、親元に戻ることにさほど抵抗を感じていなくなっている
今月21日に日本で観測された金環日食のデータを使って、これまで100年以上にわたって正確には分かっていなかった太陽の直径を、139万2020キロと精度よく求めることに国立天文台などの研究グループが成功しました。 今月21日の金環日食の際には「ベイリービーズ」と呼ばれる月の谷間からこぼれた小さな光が玉のように連なる珍しい現象が全国で観測されました。 国立天文台の相馬充助教らのグループは、このベイリービーズの詳細な観測データから、正確には分かっていない太陽の直径を求めようと全国に呼びかけてデータを集めました。 そして、光の玉が月のどの谷間によってできているのかを月探査衛星「かぐや」のデータと照らし合わせて割り出し、観測地点からその谷間を通る直線を引いて太陽の中心との間で直角三角形を作りました。 その結果、太陽の半径が求まり、最終的に太陽の直径は139万2020キロと精度よく計算できたということ
世界最大の交流サイトを運営するフェイスブックが、今月18日、IT企業では過去最大規模となる株式の上場を果たしましたが、このフェイスブックに続けと、アメリカでは13歳と11歳の兄弟が子ども向けの交流サイトを立ち上げ、注目を集めています。 アメリカ総局の芳野創記者の報告です。 “子ども向け交流サイト”誕生 全世界に9億人を超える利用者がいるフェイスブック。 マーク・ザッカーバーグCEOは、28歳の若さで歴史的な大型上場を成し遂げ、大きな話題となりました。 しかし、ここで紹介するのは、さらに一回り以上若い経営者。 アメリカ・ノースカロライナ州の中学生、ザカリー・スワガー君(13)と弟で小学生のジョシュア君(11)の兄弟です。 2人は、去年3月、子ども向けの交流サイト「ジャッキー・フェイム」を立ち上げました。 創業のきっかけは、フェイスブックの利用が父親のカートさんに認められなかったこと
東日本大震災の被災地から太平洋を越えてカナダ西海岸の島に流れついた「宮城」ナンバーのオートバイについて、製造したアメリカのメーカーが、日本に送って修理したうえで所有者の宮城県の男性に届けようとしていることが分かりました。 このオートバイは、先月18日、日本からおよそ6500キロ離れたカナダ西部ブリティッシュコロンビア州のクイーンシャーロット諸島で、海岸を散策していたピーター・マークさんが見つけました。 オートバイに「宮城そ428」というナンバープレートがついていたことなどから、持ち主は宮城県山元町の横山育生さん(29)と分かりました。 このオートバイについて、製造したアメリカの企業、ハーレー・ダビッドソンは、日本に送り、無料で修理したうえで横山さんに届けようとしていることを明らかにしました。 オートバイは現在、発見したマークさんが保管していて、メーカーでは、近くマークさんから受け取ったうえ
人気ゲームを動画で紹介するスマートフォンの複数のアプリが、利用者の電話帳に登録されていた名前やメールアドレス、電話番号などの個人情報を勝手に外部に送信していたことがセキュリティ会社の調査で分かりました。 このアプリは13日に削除されましたが、少なくとも6万人以上が利用していたとみられ、セキュリティ会社では、のべ数十万人から数百万人の個人情報が流出したおそれもあるとみています。 東京のセキュリティ会社「ネットエージェント」によりますと、問題のアプリはいずれもアンドロイドのスマートフォン向けに特定の作者が開発したもので、分かっているだけで16種類あります。 アプリの名前は、「連打の達人 the Movie」「桃太郎電鉄 the Movie」などまったく関係のない人気ゲームに「the Movie」などというタイトルをつけて、無料で配布されていました。 これらのアプリは、いずれもタイトルにある一般
NTTグループの会社が流通大手と提携し、都内のレストランなどで行っていたインターネット接続サービスで、利用者に無断で競合するショッピングサイトなどを閲覧できないようにしていたことが分かり、総務省が再発防止を求める行政指導を行いました。 行政指導を受けたのは、NTTの関連会社で、東京・中央区に本社のある「NTTブロードバンドプラットフォーム」です。 総務省などによりますと、「NTTブロードバンドプラットフォーム」は、去年12月から流通大手のセブン&アイ・ホールディングスと提携し、東京23区のファミリーレストランや、コンビニエンスストア合わせて1000か所余りに無線を使ったアクセスポイントを設置し、無料のインターネット接続サービスを行っています。 しかし、「NTTブロードバンドプラットフォーム」は、提携先とサービスが競合する別の2社のショッピングサイトなどについて、利用者に無断で閲覧できないよ
7日午後4時半ごろ、「さっぽろ雪まつり」が開かれている札幌市の大通公園で、架空の少女アイドル「初音ミク」というキャラクターをイメージして作られた雪像が突然倒れて、近くを歩いていた女性の腰に当たり、女性がけがをしました。 7日午後4時半ごろ、「さっぽろ雪まつり」のメイン会場の札幌市の大通公園で雪像が倒れ、雪の塊が近くを歩いていた女性の腰に当たりました。 女性はけがをして病院に搬送されました。 倒れた雪像は、デジタル技術で作られた架空の少女アイドル「初音ミク」というキャラクターをイメージして作られたもので、高さが2メートルから3メートルありました。 気象台によりますと、7日の札幌市は日中の最高気温が2度2分で平年より3度近く高い状態だったということです。 警察は、この温かさで雪像の雪が緩んで倒れたのではないかとみて詳しい状況を調べています。
判決 「ゆうメール」は商標権侵害 1月12日 17時2分 日本郵便=郵便事業会社が行っている「ゆうメール」という冊子などを配達するサービスの名前について、東京地方裁判所は、札幌市の会社の商標権を侵害していると認め、日本郵便に対し、「ゆうメール」という名前を使わないよう命じました。この裁判は、平成19年に日本郵便が民営化で発足した際に、冊子やカタログなどを通常の郵便より安く配達する「冊子小包」を「ゆうメール」という名前に変えたことについて、すでに「ゆうメール」を商標として登録していた札幌市のダイレクトメールの発送会社が商標権を侵害していると訴えたものです。12日の判決で、東京地方裁判所の阿部正幸裁判長は「商標権を侵害している」と認め、日本郵便に対し、今後、「ゆうメール」の名前を使わないよう命じました。
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