
9月1日付けでオラクルを退職し、9月2日付けでディー・エヌ・エーに転職しました。新会社への入社の報告よりも(だいぶ)前に退職の報告をする方が多いようですが、私が外向けにオラクル退職の報告をするのはこれが初めてです。退職と転職の報告と同時に行なうのは、多くの方がナーバスになっているオラクルとMySQLの行く末について、できるだけ悪い印象を与えたくないと考えたためです。ディー・エヌ・エーは世界でも指折りのMySQLの超ヘビーユーザとして知られています。オープンソースの世界では、ベンダーからヘビーユーザの事業会社に転職し、その専門性を生かした仕事を続けることは珍しくありません(オープンソースのメリットの1つです)。というわけで、引き続きMySQLの仕事を続けます。MySQLコミュニティの方はどうか安心してくださればと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。 私は2006年9月にMySQL
UPDATE 欧州委員会は現地時間11月9日、Oracleが計画しているSun Microsystemsの買収に関して、正式な態度を表明した。しかし、Oracleはこの見解に対抗する意向を明らかにした反論の中で、欧州委員会は「全くの誤解」をしていると非難した。 Sun Microsystemsが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によれば、欧州委員会は今回の買収に反対する声明を発表したという。本案件における唯一の懸案事項はオープンソースの「MySQL」データベースソフトウェアである、とSunは提出書類で述べた。 「異議告知書(Statement of Objections)では、SunのオープンソースのMySQLデータベース製品とOracleの企業向けデータベース製品の組み合わせ、そしてそれがデータベース製品市場の競争に及ぼすかもしれない悪影響に関する、そしてそれに限定された欧州委員会
OracleのSun買収は事情におり遅れている中、「Oracle and Sun」ページに「Oracle and Sun Overview and FAQ」という資料が10/27付けで更新されました (日本語ページにはまだ載っていません)。 Java、MySQL、ミドルウェア系の部分だけ、勢いで日本語訳しておきました。他にも、Solaris、SPARC、ストレージ、仮想化、OpenOfficeなどの話題も出ているので、興味のある方はオリジナルの英語版を。 Oracle > Oracle and Sun http://www.oracle.com/us/sun/ (英語) http://www.oracle.com/lang/jp/sun/ (日本語) Oracle and Sun Overview and FAQ (2009/10/27) http://www.oracle.com/us/
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます GNU General Public License(GPL)の作成者であるRichard Stallman氏が、欧州委員会の競争政策担当委員のNeelie Kroes氏に宛てた公開書簡で、Sun Microsystemsの買収を計画するOracleが、これによりMySQLを取得することに異議を唱えている。 その理由についてStallman氏は「OracleはMySQLの取得を通して、MySQLデータベースソフトウェアのライセンスやサービスにおけるシェア拡大を阻止し、自社の商用データベースソフトウェアライセンスやサービスの価格を維持しようとしている」と述べる。 また、MySQLの開発に必要な資金が充てられるかについても同氏は懸念している
MySQLの元最高経営責任者(CEO)であるMårten Mickos氏は米国時間10月8日、欧州連合(EU)の規制当局に対し、OracleによるSun Microsystemsおよび同社の「MySQL」データベースグループ買収を早急に承認するよう求め、これ以上の遅延は、EUが保護しようとしている競争そのものを弱めることにつながると主張した。 Mickos氏は、欧州競争政策担当委員のNeelie Kroes氏に宛てた書簡の中で、OracleがSunおよび同社のオープンソースデータベースソフトウェアを買収することが市場を害することにならないかという、規制当局の疑念は理解できると述べた。だが、2001年から2009年までMySQLを率いたMickos氏は、Oracleによる買収は競争を損なうものではなく、買収を引き延ばすことこそが競争を損なうと述べた。 Mickos氏は書簡の中で、次のように書
2009/05/14 オラクルによるサン・マイクロシステムズ買収で注目が集まるOSSプロダクトの1つ「MySQL」に異変が起きている。MySQLのオリジナル開発者で創業者でもあるマイケル・ウィデニウス(Michael Widenius)氏は5月13日、オープンソースコミュニティベースでMySQL関連の開発やサポートを行うためのハブとなる「The Open Database Alliance」(ODA)の設立を発表した。 PostgreSQLと並んでオープンソース界でデータベース製品のデファクトスタンダードとなっているMySQLは、サン・マイクロシステムズに2008年1月に買収されたことで同社の一部門に。その後、2009年4月にオラクルがサン・マイクロシステムズを買収すると発表したことから、開発体制やライセンスモデルなどを巡って憂慮の声や憶測が流れていた。オラクルのデータベース製品との整合性
米IBMは、Sun Microsystemsの買収を間近に控えたOracleに対して、攻勢に出ようとしている。 The Wall Street Journalによると、IBMは米国時間4月22日、ハイエンドのサーバとメインフレームの分野において、SunとHewlett-Packardの顧客を直近の四半期だけで100社獲得したと発表したという。そして、このうちの半分はそれぞれ100万ドルを超える契約であったという。 しかし、より大きなニュースは、IBMがEnterpriseDBとの提携を強化し、オープンソースのPostgreSQLデータベースの有償サポートを行っているEnterpriseDBの「Postgres Plus Advanced Server」テクノロジを「DB2 9.7」データベース製品に取り込むということだろう。EnterpriseDBのテクノロジは、基本的にOracleデータ
Sun Microsystemsが「MySQL 5.4」を発表した。これまで1インスタンスあたり4コア対応だったのが、最新版では改善されている。Betanewsが報告しているように、MySQLは「プロセッサに複数のコアを搭載したx86サーバでは、最大16プロセッサ(16ウェイ)対応が可能となった」 これはつまり、ウェブにフォーカスしたデータベースアプリケーションでリーダー的存在のMySQLが、エンタープライズ市場において本格的なプレーヤーとなったことを意味する。MySQLを所有することになったOracleがこのニュースを歓迎するとは思えない。 調査会社Redmonkのアナリストを務めるStephen O'Grady氏は、MySQLはさまざまな方法でOracleを補完すると見る一方で、「MySQLは利ざやが低い製品であり利ざやの高い主力製品を(少なくとも一部では)脅かすため、Oracleの営
2009年4月20日(現地時間),米Oracleが米Sun Microsystemsを買収することで両社が合意した(関連記事)。買収により,データベース専用機という形でハードウエアに進出(関連記事)していたOracleはSunのサーバーとストレージ,約4万7000社というユーザーベースを手にする。 さらに,OracleはSunの持つGlassFishなどのミドルウエア群も手にすることになる。中でも注目されているのが,2008年にSunが買収したMySQLである(関連記事)。データベース最大手のOracleにとって,オープンソースのMySQLは事実上最大の競合製品であるからだ。 Oracleは2006年にMySQLの買収に失敗 Oracleは3年前の2006年にMySQLの買収を試みて失敗している(関連記事)。米メディアの報道によればMySQLはOracleの買収提案を拒否。OracleはM
文:Matt Asay(Special to CNET News.com) 翻訳校正:佐藤卓、小林理子2009年04月21日 14時08分 コンピュータの初期の時代には、「ソフトウェアベンダー」というようなものは存在しなかった。IBMのような企業はハードウェアとソフトウェアを統合したソリューションを販売しており、実際のところ、ソフトウェアはハードウェアの価値を販売するためだけに作られていたのだ。 Oracleは米国時間4月20日、Sun Microsystemsを74億ドルで買収すると発表したが、これはOracleが自社版の「iPod時代」を到来させ、ハードウェアとソフトウェアの統合システムでHewlett-Packard(HP)やIBMなどの企業と競い合おうとしていることを示している。 これは思いきった行動で、臆病な企業が使える手ではない。もっとも、Oracleを臆病な企業だと批判する人
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