「最初が肝心」、「終わりよければすべてよし」 なんて言葉がありますが、最初と最後はどっちの方が大事なんでしょうか? 心理学には「初頭効果」と「終末効果(親近効果)」という言葉があります。 初頭効果とはその名の通り第1印象がその後の判断に影響を与えるという現象のことです。 初めて人に会った時にも、清潔感があってさわやかで・・と第1印象がいい人の方がその後の行動についても好意的に受入れられますよね。いわゆる”つかみ”ですね。 WEBサイトで考えてみると、ファーストビューで見るキャッチコピーや見出しなどにありますね。ここで自分が欲しい情報やサービスが得られそうと思ってもらえなければ、下階層に本当に欲しい情報があったとしても離脱されてしまいます。 逆に第1印象で「探している情報がありそう」、「役に立ちそう」と印象付けられればモチベーションがぐっとあがり、離脱されずにサイトを回遊してもらえます。 次
DTPの黎明期から現場にいるデザイナー/オペレーターの多くは、すでに(またはそろそろ)老眼になっているお年頃。 私自身、まだ老眼にはなっていないものの、疲れが貯まっていると視力の衰えに愕然とする。 あまり話題にのぼらないのですが、ひとこと。 パレット(パネル)の文字とか、小さすぎます! ついでにいうと、MacBook Air 11インチだと、パネルの文字は絶望的。 ユニバーサルアクセスのズーム機能で適宜、画面を拡大表示する キーボードショートカットで画面を拡大・縮小できるようにしておくと便利です。 これは、もともとセミナーのデモなどで使っているのですが、最近、日常の作業でも使い出したらやみつきなので、画面を拡大する方法をご紹介します。 システム環境設定の[ユニバーサルアクセス]を開き、[ズーム機能]を「入」に設定します。 [オプション]をクリックして、[最大拡大率]を「2」くらい、[最大縮
公開日 : 2010年8月21日 (2018年1月17日 更新) カテゴリー : アクセシビリティ この記事の公開日の前日(2010年8月20日)、WebアクセシビリティのJIS規格である「JIS X8341-3」(高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第3部:ウェブコンテンツ)の改正版が正式に公示されました。改正した年を規格番号の末尾に付記する形で「JIS X8341-3:2010」と呼ばれます(以前、改正原案のパブリックコメントの受け付について触れた時点では2009年に公示される予定でしたが、さらに一年、じっくり時間をかけて練り上げられたものです)。 初版の「JIS X8341-3」は2004年6月20日に公示されているので、今回の改正は、6年ぶりになります。他のJIS規格と同様、「工業標準化法」第67条(日本工業規格の尊重)により、国お
調査・コンサルティングのアライド・ブレインズは、サイトの品質を評価する「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 図書館編」の先行調査を実施、東京23区の区立図書館ウェブサイトのアクセシビリティ、ユーザビリティの評価を6月14日に発表した。それによれば、全体に各区の公式Webサイトより到達レベルが低い団体が多く、半数以上がアクセシビリティ対応不十分と考えられるDレベル以下。レベルAは太田区立図書館と中央区立図書館だけだった。調査は東京23区内で独自ドメインを取得している図書館の16サイトが対象。同社のWebサイト品質解析プログラム「CRONOS 2(クロノス2)」でHTML内容を収集・解析した。 調査では特に構造化対応の遅れが目立ち、ウェブサイトの各ページ内に構造化タグがほとんど付与されていない例が複数あったという。例えばサイトのほぼ全ページに表示される図書館名を表したロゴ画像に代替テキ
【解説】ニュースの見出しを目で追う多くのユーザにとって、画像や動画付きであるかどうかは二の次の情報です。ユーザの目的である「見出しの内容確認」がしやすいようアイコンは文末に配置しましょう。慣れているユーザは文末アイコンも十分に識別情報となるので、配置すること自体は問題ありません。 解説詳細 ニュースの見出しが並ぶエリア(特に速報性が求められる新着ニュースのエリア)を見ている多くのユーザの目的は「見出しの内容確認」であると考えられます。 よって、そのニュースが画像つきであるか動画付きであるかといった情報は、参考程度に参照できれば問題ないと考えます。 では、この目的に沿っているのは以下のどちらと言えるでしょうか。 上図を見ていただければ明らかですが、見出しを追うモードになっているユーザは文頭が揃っていなかったり、余計な要素がちらつくことを気持ち良く思いません。 よって、「参考程度に参照できれば
公開日 : 2010年2月14日 (2019年5月12日 更新) カテゴリー : アクセシビリティ W3C (World Wide Web Consortium) の Director である、Tim Berners-Lee (ティム・バーナーズ - リー) 氏の言葉で、とても印象的なものがあります。私自身この言葉を初めて目にしたとき、とても素敵だなと感動したので、紹介させていただきたいと思います。 The power of the Web is in its universality. Access by everyone regardless of disability is an essential aspect. ウェブが優れているところは、その普遍性 (みんなが使えること) である。 障害があるか否かに関わらず、誰でもアクセスできるということは、ウェブの本質的な在りかたなのである
マイクロソフトは2月12日、同社が運営するユーザーエクスペリエンス(UX)の情報ポータルサイト「PROJECT UX」とともに、その活動内容をリニューアルしたことを発表した。 PROJECT UXは、優れたユーザーエクスペリエンス実現を志す開発者、設計者とともに、より利用者にとって使いやすいアプリケーションやサービスの普及を目的として活動するプロジェクト。今回のプロジェクトリニューアルにともない、従来の製品情報やテクノロジーを中心としたサイトの内容を刷新。ユーザーエクスペリエンス向上に向けた社内外の活動を広く紹介するほか、開発者の紹介なども行い、アプリケーション開発者(デバロッパー)や設計者(デザイナー)とより深いコミュニケーションを築いていく。 リニューアル後の具体的なコンテンツとして、「今月の注目コンテンツ」「TREND Watch」「UXデザイン」「UX開発や実装」「関連テクノロジー
ウェブサイト 実はユーザー中心設計やユーザビリティ、インターフェースについてちゃんとまとまったサイトは国内には少数です。 ここに挙げたサイトはどれも大変充実したものだと思います。 ※残念ながら、海外の記事を紹介しているブログでよいものは見つからず。 劣化コピペサイトを紹介するのも気が引けるので割愛しました。 ヤコブ・ニールセンのAlert Box ユーザビリティ・ユーザ調査の世界的権威であるヤコブ・ニールセン博士のナレッジを発表しているサイトです。 実際の調査結果、そこに対する考察も含め、とてもよくまとまっています。 アップル ヒューマンインタフェースガイドライン Max OS Xのためのインターフェース資料に始まり、アプリケーションをデザインしている間、心に留めておくべき基礎となるデザイン原則がまとまっています。 もちろん、Windows / Linusユーザーにとっても必見。 ユーザビ
以前に「電子政府ユーザビリティガイドライン策定でユーザビリティ専門家認定の動き」の記事でお知らせしたように、日本では、内閣官房の主導によって、電子政府システムのユーザビリティ向上のためのガイドライン策定作業が進められてきた。 その「電子政府ユーザビリティガイドライン」が、パブリックコメントの募集を経て、7月1日についに決定された。 電子政府ガイドライン作成検討会 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/guide/index.htmlガイドラインは、次の2つ要素で構成されている。 ユーザビリティガイドライン――基本的にやるべきことをまとめた文書ユーザビリティガイドライン付属文書――どのようにしたやるのか手法、事例、テンプレートなどをまとめた文書具体的な記述やサンプルも多く、とても役に立つ内容になっており、政府でユーザビリティに関して、このように具体的に、ま
運営しているサービスを利用してくださっている方から お問い合わせのメールをいただくと、 たまにハッとさせられることがある。 その中から衝撃的だったのをひとつ。 そのサービスはログイン時に メールアドレスとパスワードを入力してもらうやつなんだけど、 それについてこういうお問い合わせが。 メールアドレスを2つ登録したいのですが メールアドレスによってユーザーを識別しているので メールアドレスを2つ登録しちゃったら それぞれが別ユーザーになっちゃいます。 もちろん1ユーザーに2つのメールアドレスを割り当てるよう システムを修正することも可能ではありますが いったい何のために2つ登録したいのか聞いてみると 会社のアドレスで登録してるんですが、家でも使いたいので なるほど! メールアドレスというのはもともと識別子の集合に過ぎないし ウェブサービスのログインに使う場合にはもう 単なるユニーク文字列でし
先日、ティム・オライリー氏が Government 2.0 というアイデアを提唱しましたが、彼のいうとおり、公共機関や政府は Web サイトを構築するというよりかは Web サービスを立ち上げる姿勢が必要だと思います。広報新聞やパンフレットを作るというより、Web 上に新たな公共施設を設けると想像すれば良いのでしょう。 オライリー氏記事では幾つか具体的な例も含めて書かれているので、これだけ読むだけでもいろいろイマジネーションは広がりますが、彼の考えるビジョンにたどり着くには何をしたら良いのか考えてみました。 コミュニケーションの隔たりの明確化 SNS でもブログでも何でもいいですが、とりあえず技術を取り入れたものの上手く機能しない場合がありますが、その原因は組織の構成である場合があります。縦割りのコミュニケーションが普通に行われている中、それとはまったく違うコミュニケーションを前提にしたツ
前回までは消費者向けWebサイト(サポート、マーケティング、ロイヤリティ向上)についてお話をしてきました。今回からはBtoB、つまり法人向けのWebサイトについて考えていきます。法人向けのビジネスを行っている企業の多くは、Webサイトで何かを購入してもらうわけではない場合がほとんどでしょう。消費者向けWebサイトに比べて、成果や存在意義を明確にできていないのが法人向けWebサイトといえます。そこで、「基本コンテンツ」「営業連携」「サポート」の3回に分けて、法人向けWebサイトの検討をしたいと思います。第1回となる今回は、基本コンテンツとして商品・サービスやソリューション情報の考え方・見せ方についてお話します。 法人向けサイトのユーザーは誰かつい数年前まで、インターネットユーザー=パソコンやメカ好きな技術嗜好の人というイメージが強かったこともあり、法人向けのWebサイトもどちらかというとエン
よくECでは、「かご落ち」という言葉がある。 一般的に言われるのは、買い物かごに入れてから実際に、商品が購入されるまでの間に、ユーザーが買い物を諦める数のことらしい。 その理由の筆頭にあげられるのは、大体、入力フォームの善し悪しと言われている。 入力フォームがわかりにくい、とか、余計な情報が載っている、などの理由だ。 それは本当だろうか? 僕等ネットマニアは、いささかWWWに対して潔癖すぎるところがあって、やれメールが毎日送られてくるのはウザイだとか、アフィリエイトURLはウザイだとか、フォームでいろいろ聞かれるのはウザイ、という自分なりの美学を持っている。 この美学が、入力フォームのわかりにくさ、と言う事例がマッチするので、そのような答えが心地よいというのはあるのは否めないと正直思っている。 ■インセンティブゲーム 入力フォームに情報を入力するのは間違いなく手間だ。 それは間違いない。
公開日 : 2009年6月6日 (2011年3月22日 更新) カテゴリー : ユーザビリティ 主観的な印象ではありますが、近頃、無駄に動作が重い(ページの読み込みに時間がかかる)Webサイトが多いような気がします。一見なんてことなさそうな(リッチなアプリケーションが実装されていたり、高解像度画像や動画が貼り付けられていたり、といった様子がない)ページであっても、ブラウザに読み込まれるのに時間がかかってしまい、コンテンツ内容を閲覧したり機能を操作したりできる状態にならないケースがたびたび見受けられるのです。 Webの世界では、以前より8秒ルールという言葉があります。ナローバンドの時代から言われているものですが、「8秒以内にフィードバックがないと(ページがブラウザに表示されて閲覧や操作が可能な状態にならないと)、来訪者はフラストレーションを感じ、サイトから離脱してしまう」というものです。昨今
Webページ上にある小さな画像(サムネイルなど)をクリックすると、画像が拡大表示される — Ajaxを使った、そんなUI(ユーザーインターフェース)をご覧になったことがある人は多いと思います。たとえば、以下のような感じです(eコマースサイトの例)。 【ページ1】商品一覧の中から、興味のある商品を選びます。 【ページ2】上記で選んだ商品について、拡大してみたい画像を選びます。 【ページ2'】拡大画像が表示されます。 なお、このページを【ページ3】ではなく【ページ2'】と記しているのは、上記【ページ2】からページが切り替わっていないから(URLが同じだから)です。 潜んでいる問題点 Ajaxを使うと、上記のようにクールに(かっこよく)画像を拡大することができるので、自分のWebサイト(ホームページ)でも採り入れようと考えているウェブマスターの方も多いことでしょう。ただしこのAjaxによる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く