※日経トレンディ 2019年12月号の記事を再構成 アサヒビールとしては32年振りに外部から取締役に就任した松山一雄氏。インタビューの後編では、スーパードライの苦戦が続く中、どういった変革を起こそうとしているのか聞いた。その指針には、P&Gのマーケター時代に犯した大失敗の経験があった。 前編はこちら アサヒビール専務取締役 兼 専務執行役員 マーケティング本部長 兼 東京2020オリンピック・パラリンピック本部長 松山一雄氏。1960年生まれ、東京都出身。青山学院大学文学部卒業。鹿島建設、サトー(現サトーホールディングス)を経てノースウエスタン大学ケロッグ校にてMBA取得。その後、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などを経て、2001年サトーに再入社。11年からサトーホールディングス社長。18年9月にアサヒビール入社 たった一人から出た言葉が、マーケターの考えを変えてしまうことがある