マンガ評論家の米沢嘉博氏(2006年死去)の遺族から寄贈された個人蔵書14万冊のうち、7万冊を収めた明治大学のマンガ専門図書館「米沢嘉博記念図書館」が31日、東京都千代田区猿楽町にオープンした。 図書館は7階建て。学外の人も18歳以上であれば有料で、マンガ雑誌や単行本などを館内で閲覧できる。オープンと同時に図書館を訪れた横浜市の大学4年生木村知裕さん(24)は「今は手に入らない同人誌やマンガを見て、マンガの歴史の変遷を知りたい」と話した。 同大は今後、マンガの原画や家庭用ゲーム機などを幅広く収集し、2014年には200万点以上のサブカルチャー資料を保存する世界最大級の「東京国際マンガ図書館」(仮称)に発展させる予定だ。