しかし,現場に『市民の図書館』を支持するひとはもういないのではないか,という反論には納得しかねるところがあります。「談論風発」は置くとしても,「図書館界」もまた『市民の図書館』への啓蒙に余念がないではないですか。数年前の誌上討論のことがきれいサッパリ忘れ去られているというのも如何なものかと思いますよ・・・・・・・。 高知県立図書館と高知市民図書館の「合築問題」(参考その1,その2,その3)は,高知県および高知市に固有の問題(例:もともと県立と市立の立地が非常に近いこと)も絡んでおり,外野が高知県や高知市の行政における「認識不足」を言い立てて一刀両断するのは難しく,その是非はひとまずここでは棚上げする。ただし,権威ある図書館業界人のひとりが合築問題に関して,図書館業界に対して後ろ玉を飛ばしていること(参考)については,公共図書館業界の無責任ぶりも含めて繰り返し厳しく指弾しなければならないだろ
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