◇単独、合築を比較検討 県立・高知市民両図書館の一体型整備のあり方を話し合う第5回基本構想検討委員会が17日、高知市であり、単独整備と合築整備の比較検討が議題に初めて上がった。事務局の県市がまとめた比較表に対し、委員は「評価が合築に甘い」などと厳しく指摘。中間報告案作成に入る第6回の同委が20日後に迫る中、議論は煮詰まらないまま終わった。 事務局は、市立追手前小跡地での合築と、シキボウ跡地(高知市秦南町1)での単独整備をした際のコスト比較を提示。敷地面積を5000平方メートルと仮定した場合、合築が単独に比べ総事業費で約25億円削減できることなどを明らかにした。 また、図書館の具体的な機能などの比較では、「合築案が優れている」を示す「◎」が23項目中6項目、「単独も合築も変わらない」の「○」が残りを占め、「単独案が優れている」の「△」はゼロ。委員は「『調査研究資料の充実』は予算をいくらかける