とある木曜日の午前中。私たちは、神奈川県立田奈高校の図書館にいました。授業中の校内はしーんとしていて、図書館には誰もいません。 ところが時計が11時を回ったころ、図書館に大人が集まり始めました。エプロンや割烹着を身に着け、いそいそとお菓子やジュースを並べています。セットしたスピーカーからはジャズ調の音楽まで流れ始めました! 図書館といえば静かに本を読んだり自習をしたりする場所。飲食は絶対禁止というイメージがあります。それなのになぜ、田奈高校の図書館ではノリの良い音楽が流れ、大人が率先してお菓子を並べているのでしょう。 実は田奈高校の図書館は、「校内居場所カフェ」として開放されている場所です。生徒たちはスタッフと交流しながら、気軽に自分の悩みなどを相談することができます。 生徒のなかには、学校や家庭で居場所がないと感じている子どもたちがいます。また、卒業後に学校や就職先といった「所属」を失っ
「園庭で遊んでいる園児の声がうるさい」として、神戸市の男性が近隣の保育園を相手取り、慰謝料100万円と防音設備の設置を求めた訴訟の上告審で、男性の敗訴が確定した。最高裁第三小法廷(木内道祥裁判長)が19日付の決定で、男性の上告を退けた。 一、二審判決によると、保育園(定員約120人)は2006年4月、神戸市東灘区の住宅街に開園。高さ約3メートルの防音壁が設けられたが、約10メートル離れた場所で暮らす男性は「園児の声や太鼓、スピーカーの音などの騒音で、平穏な生活が送れなくなった」と提訴した。 今年2月の一審・神戸地裁判決は、園周辺の騒音を測定した結果、園児が園庭で遊んでいる時間帯は国の環境基準を上回ったが、昼間の平均では下回ったとして、「耐えられる限度を超えた騒音とは認められない」と結論づけた。 7月の二審・大阪高裁判決は、園児が遊ぶ声は「一般に不規則かつ大幅に変動し、衝撃性が高いうえに高音
1986年、当時の中曽根総理大臣が中国の胡耀邦総書記と会談した際、胡総書記が世代交代を図るために人事を大幅に刷新する考えを明かすなど、「蜜月時代」と言われた当時の日中関係を示すように、首脳間で率直なやり取りが行われていたことが明らかになりました。専門家は、胡総書記のこうした日本との親密さがその後の失脚を招く一因になったと指摘しています。 それによりますと、胡総書記は中曽根総理大臣との会談で、翌年に控えた中国共産党大会での人事について、「解決すべき問題は新旧交代だ。その幅は想像できないかもしれないが、大幅な調整を行う予定だ。中壮年幹部を登用し、年寄りを引退させる」と述べ、世代交代を図るため人事を大幅に刷新する考えを明かしています。 ただ、中国側からは、この発言について公表しないよう強く念押しされています。 また、会談で、胡総書記は、朝鮮半島の統一を目指して、韓国、北朝鮮、アメリカの3か国によ
政府の諮問機関、公文書管理委員会(委員長・宇賀克也東京大教授)が20日開かれ、行政機関の文書管理ガイドライン(指針)改正案を了承した。政府は年内に決定する。森友・加計学園や陸上自衛隊の日報の問題でずさんだと批判されたのを受けて、改正案は恣意(しい)的な文書廃棄の温床とされる「保存期間1年未満」文書の範囲を絞るとともに、記録の正確性の確保を図るとしている。 改正点は(1)保存期間1年未満にすることのできる文書について、「明白な誤りなど客観的な正確性の観点から利用に適さなくなった文書」など7類型を例示して限定を図る(2)作成する文書の正確性を確保するため、内容は課長級の文書管理者が確認(3)省庁と外部との協議の際には、可能な限り、相手に発言内容を確認して記録する--など。
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