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2010年1月7日のブックマーク (2件)

  • 著作権延長法がなければ――パブリックドメイン研究センターが文化的損害を嘆く

    米著作権延長法がなければ、2010年1月1日に、007シリーズの「カジノ・ロワイヤル」やレイ・ブラッドベリの「華氏451度」はパブリックドメインになっていたのに――米デューク大学のパブリックドメイン研究センターはこのように嘆いている。 米著作権延長法は1978年に施行され、それまで「発行後56年間(最初に28年、更新すればさらに28年)」だった著作権保護期間を「作家の死後70年間」に延長した(法人著作の場合は発行後95年間)。この法律は、ミッキーマウスの著作権切れを防ごうとするWalt Disneyのロビー活動によるものだったと言われており、「ミッキーマウス保護法」との俗称もある。 この法律がなかった場合、1953年に出版された作品は2010年1月1日に著作権保護が終了していた。同センターはブログで、同法がなければ、今年多数の有名な作品がパブリックドメインになっていたと述べている。 例えば

    著作権延長法がなければ――パブリックドメイン研究センターが文化的損害を嘆く
  • 2010年代、ネット音楽はどうなっていくのか? (1/5)

    2009年の1年だけを見ても、ASCII.jpで取り上げてきたネット音楽系の記事は枚挙にいとまがない。今回は記事を振り返り全体を俯瞰しつつ、これからの時代を考えてみたい 「なんでASCII.jpってボーカロイドとニコニコ動画ばっかりやってるの?」 以前、Twitter上でそんな一言を見かけたことがあった。それに対して編集者がつぶやき返すとしたら恐らく、こう。「面白かったから」 その短絡さにあきれることなく、動画サイトを一度どっぷり見てみてほしい。そこには数えきれないほどの新曲が、毎朝毎晩さも当然という顔をして投稿されている。投稿するDTM作家はMIDI世代のベテランと、20代の学生が中心といわれる。曲の質はおしなべて高い。異様に感じるくらいだ。 彼らが曲の質を高めた背景には、ネットの高速なコミュニケーションがあった。Skypeがあり、Twitterがあり、一部には交流専用のSNSさえあった

    2010年代、ネット音楽はどうなっていくのか? (1/5)