米フェイスブック(FB)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は6日、FBを今後、プライバシーを重視し、より少人数で楽しむコミュニティーへと転換させる考えを示した。現在のFBは、大勢の人々と投稿を共有するデジタル上の「公共スペース」のような仕組みだが、今後は少人数のグループで、より安全にメッセージをやりとりできるようサービスの軸足を移す。 ザッカーバーグCEOが6日のブログで表明した。ザッカーバーグ氏は、過去15年にわたりFBや傘下のインスタグラムが広く人々が交流する場を提供してきたが、「最近は、人々が、より私的な交流を求める動きが強まっている」と指摘。「ネットの将来を考えると、プライバシーを重視した交流基盤のほうが、今日の開かれた基盤よりも重要になる」として、FBを転換する考えを示した。 具体的には、不特定多数へのメッセージ発信を重視する現在の仕組みから、限られた友だちと私的な