タグ

ブックマーク / tukinoha.hatenablog.com (49)

  • アニメ批評が低調な理由について - tukinoha’s blog

    アニメ批評が育たないのはなぜか、ライターが既得権益を守っているからだ、編集者が怠慢だからだ、というのはやさしいけれど、当の原因はぼくはそこにはないと思う。アニメ批評の読者が育っていないことこそが、問題なのです。批評というだけでヒステリーを起こし、くだらない揚げ足取りをするひとばかりが目立つのでは、だれもアニメについて批評なんかしなくなるに決まっている。 東浩紀の渦状言論: 山寛氏と対談 東浩紀氏による「アニメ批評」批判、というか、批評の根付かないアニメ文化批判。異論が出るのも当然でしょうが、概ね正しいと僕は思います。しかし、批評家に問題がないのかと言えばそうでもないし、一般的にイメージされる「批評家」像はすでに耐用年数が切れているのでそれも更新しなければいけないでしょう。そもそも日においては、どのようなジャンルであれ欧米と比べて批評家に権威がありません。例えば演劇だと「上演中に朝日新

    アニメ批評が低調な理由について - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2008/11/11
    ここに「実感信仰」の問題を絡めれば、もう少しわかりやすい記事になったかも/↑「俺これリアルタイムで見てたよ」は非常に良い例え。「アニメ化する前から知ってたよ」は、うーむ、どちらとも言えない。
  • 『ef - a tale of memories.』が面白い!その4〜総集編をみたよ〜 - tukinoha’s blog

    新作『ef - a tale of melodies.』の放送を週明けに控え、復習を兼ねて前作の総集編DVDを見ておきましょう……というには、若干物足りない作品。何せ元が良いのでぼんやり眺めているだけでも楽しいのですが、肝心のオチがない(具体的には10・11・12話が省略されている)のと、7話の例のシーンがないため、普通に1話から見ないと話の面白さが伝わらないのです。あ、今「DVD1巻から買えばいいじゃない」という天の声(正確には天使の声)が聞こえました。そうだそうだ。 ef - a tale of memories. ~recollections~ [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2008/09/26メディア: DVD購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (10件) を見るそんな冗談はともかく題に入りますが、総集編という特性上、あ

    『ef - a tale of memories.』が面白い!その4〜総集編をみたよ〜 - tukinoha’s blog
  • エロゲという表現手段に対するひとつの答え:『ef - the latter tale.』について - tukinoha’s blog

    ef - the latter tale. 出版社/メーカー: minori発売日: 2008/05/30メディア: DVD購入: 7人 クリック: 157回この商品を含むブログ (45件) を見る5つの物語によって構成されたminoriの『ef - a fairy tale of the two.』。そのうちの第1・2章を収録した前編『ef - the first tale.』が発売されたのは一昨年の12月のことでした。 第1章では少年とふたりの少女との三角関係を、第2章ではその三角関係に敗れた少女が立ち直るまでの過程を、他に例を見ないストイックさで淡々と描くその作風に対しては、キャッチィな展開に慣れたユーザから少なからず「つまらない」「退屈だ」という批判の声が上がったことは事実です。しかし、主人公とヒロインという「1対1」の関係がハッピーエンドに至るまでの過程を描くことに力点を置いてき

    エロゲという表現手段に対するひとつの答え:『ef - the latter tale.』について - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2008/06/10
    とりあえずシナリオに的を絞って論じてみました。本当に凄い作品なので、みんなやれば良いと思う。/id:n_euler666さん>ループではありません。千尋はひとりループみたいなキャラですが。
  • アニメにおける「携帯電話」の表現について - tukinoha’s blog

    アニメにおける基的な技法である「モンタージュ」は、しばしば遠く離れた2人をすぐ近くに存在するかのように描きます。『ガンダム』では1つの画面を2つに分割する技法が頻繁に用いられますが、これもモンタージュと同様に、離れた場所にいる2人が同じ場所で向かい合っているように見せかける技法であると言うことができるでしょう。 一方で、『ef - the latter tale.』のデモに見られるように、他者との対比や画面構成によって「近いようで遠い」距離感を表すことも、アニメは得意としています。 では、全然近くない、遠く離れた2人を描くにはどうすれば良いのでしょうか? 背景を変える、言葉を変える、服装を変える……理屈の上ではわかるのですが、どれも心情に訴えかける効果的な表現とは言いづらいような気がします。つまり、アニメというメディアは「近さ」と「微妙な遠さ」を描くことを得意としながらも、心理的あるいは

    アニメにおける「携帯電話」の表現について - tukinoha’s blog
  • アニメにおける「縦の構図」と「垣間見」の精神 - tukinoha’s blog

    以前からこのカットが気になっていました。 『CLANNAD』第2話より、近景のクローズアップと遠景とを組み合わせた構図。上のカットの場合、視聴者に見せようとしているのは明らかに中央奥の人物であるにも関わらず、それを直接見せるのではなく、前方の遮蔽物越しに「垣間見」させている。このような構図を一般に「縦の構図」と呼びますが、これはどういった狙いで使われているのか、またどのような文化的背景から生み出されたのか、ということについて考えてみたいと思います。 最近のアニメ作品において、この「縦の構図」を多用したものとして『ef - a tale of memories.』が挙げられます。 前方の遮蔽物とにの比較によって、奥に描かれている人物との距離感、その小ささが強調されています。ここで僕たちはまず、二次元のアニメからどのようにして三次元の情報である「奥行き」を感じているのか、ということについて確認

    アニメにおける「縦の構図」と「垣間見」の精神 - tukinoha’s blog
  • アニメOP・ED映像論〜『true tears』OPを例にして〜 - tukinoha’s blog

    2008年1月から放送が始まった新作アニメ『true tears』。予想の出来ないドラマ展開と、キャラクタの動かし方がどこかノスタルジックで、とても魅力的な作品です。富山県を舞台にしている、という地元出身者としての思い入れもあるので、今期はこの作品を集中的に取り上げていこうと思います。もっとも、富山県では放送していませんが……。 第1回となる今回は、eufoniusの新曲『リフレクティア』と共に流れるOPに映像について、こちらの記事を下敷きにして分解していきます。せっかくの祝日を『リフレクティア』150回くらい聴いて(まじめに聴いたのは50回くらいですが)、ご飯べてブログ書いて潰した僕を笑いながら読んでください。めそめそ。 true tears OP リフレクティア/eufonius by もんすぅ - ニコニコ動画 最初に、キャラクタ紹介のための映像という側面から。 『新・アニメ・批評

    アニメOP・ED映像論〜『true tears』OPを例にして〜 - tukinoha’s blog
  • 『ef - a tale of memories.』が面白い!その3〜繰り返される「おとぎ話」〜 - tukinoha’s blog

    ef - a tale of memories. 6 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2008/05/09メディア: DVD購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (22件) を見るその1、その2と演出に重点を置いて話してきたので、今回はストーリィ構成について。 『ef』という物語について考えるとき、真っ先にその舞台である音羽という街につきまとう違和感に思い当たります。 ヨーロッパ風の家々が立ち並び、少し歩けば廃墟に行き当たる。道路を歩く人もまばらで、生活感というものが欠けている。というより、意図的に排除されているため、そこが物語を紡ぐために「用意された」舞台であることを思い知らされるのです。 タイトルに含まれた「tale」という言葉の意味を考えるまでもなく、「おとぎ話」は閉じられた世界の中で進んでいきます。物語の主題においても、千尋との

    『ef - a tale of memories.』が面白い!その3〜繰り返される「おとぎ話」〜 - tukinoha’s blog
  • 『ef - a tale of memories.』が面白い!その2〜カットにこめられた時間〜 - tukinoha’s blog

    ef - a tale of memories.1【初回限定版】 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/12/07メディア: DVD購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (62件) を見る前回の記事は第2話まで終了した時点で書かれたものですが、おおむね自己満足出来たので続きは必要ないかな、と思っていました。しかし、その後の展開がシナリオ・演出ともに僕の予想を軽々と超えて行ったため、前回の記事の修正も兼ねて、改めて『ef』の魅力を考えてみることにします。 第4話より、紘と景・千尋の出会いのシーン。 最初に「あーそーぼ!」という書き文字が表示され、その後で景と千尋が実際に発音する、という独特なリズムが印象的です。 書き文字つながりで、第7話より、みやこが紘の留守番電話に大量のメッセージを残すシーン。 言葉が澱のように積み重なっていくイ

    『ef - a tale of memories.』が面白い!その2〜カットにこめられた時間〜 - tukinoha’s blog
  • 『神霊狩/GHOST HOUND』を聴き倒す−サウンド派アニメの楽しみ方 - tukinoha’s blog

    どのような映像作品であれ、それは単なるカットの積み重ねではなく、実際に僕たちが見ることのない部分も含めた、統一された世界を前提として作られています。そのこと、つまり「実際に見ることのない部分」を想起させ、また、それぞれのカットが「統一された世界」の出来事である、ということを表すのが効果音あるいは音響効果の役割であると言えるでしょう。普段意識することは少ないですが、効果音は常に作品の中に存在し、作品世界の「現実」を支えています。 全く逆の使い方も考えられるでしょう。例えば音声の一貫性を放棄し、断片化された音と映像を対立させることで視聴者に違和感を覚えさせる「ソニマージュ」の手法では、僕たちが無意識に判断する「音声と映像の一致」が批判の対象となります。 このように、音声の使い方はそれ自体がひとつのドラマとなる可能性を持っています。今回はそのことに対して自覚的であると思われる作品『神霊狩/GHO

    『神霊狩/GHOST HOUND』を聴き倒す−サウンド派アニメの楽しみ方 - tukinoha’s blog
  • 『CLANNAD』のリズム−映像作品の強度と鋭さ− - tukinoha’s blog

    CLANNAD 1 (初回限定版) [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2007/12/19メディア: DVD購入: 7人 クリック: 60回この商品を含むブログ (142件) を見る2004年にkeyの第3作目として発表された『CLANNAD』。この作品についてはアニメ版が始まる直前にクリアしたばかりなので色々語りたいことがあるのですが、このタイミングだと何を話してもネタバレになるので自重しています。 テーマは「家族の絆」そして「街と人の絆」。keyの固定ファンが多いというのもあるのでしょうが、作品がテーマを含めて絶賛され、「CLANNADは人生」とか言い始める人が出てくるのを見ると、ギャルゲのユーザって倫理的には超が付くほど保守的だよね、と感じます。ギャルゲ(特にエロゲ)はカウンターカルチャだと誰かが言っていましたが、絶対嘘ですよ。せっかく全年齢対象なんだから、青

    『CLANNAD』のリズム−映像作品の強度と鋭さ− - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2007/10/28
    ↑↓誰がいらない子かはどうでもよくて、「いらない子なんていない」「ことみはいらない」という矛盾を笑うところなんですけど……ま、いいか。
  • 『ef - a tale of memories.』が面白い!〜アニメにおける「わかりやすさ」の探求〜 - tukinohaの絶対ブログ領域

    ef - a tale of memories.1【通常版】 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/12/07メディア: DVD クリック: 112回この商品を含むブログ (21件) を見る2006年末にminoriの最新作として発売された『ef - the first tale.』。新海誠が手がけたOP映像が注目されることが多い作ですが、編の特徴について簡単に言えば、物語に起伏が少なく、登場人物の心の動きを淡々と、しかし、「痛み」から目を逸らさず正面から描いたという点で注目に値する作品であると言えるでしょう。笑えて泣けて楽しくプレイできるゲームが大多数を占める中、ただ「痛み」を伴うナイフのような鋭さだけで勝負した作の位置は特異なものです。 それが『ef - a tale of memories.』と名前を変えてアニメ化されると初めて聞いた

    『ef - a tale of memories.』が面白い!〜アニメにおける「わかりやすさ」の探求〜 - tukinohaの絶対ブログ領域
  • 『ひぐらしのなく頃に解』−「犯人の心情を理解すること」の欺瞞 - tukinoha’s blog

    毎年1人が死に、1人が消える「雛見沢連続怪死事件」。萌えと謎とホラーが入り混じった問題編が4つと、それらをバラバラのかけらに戻し、望ましい姿に組み直す解答編が4つ。物語は先日の放送でいよいよ解答編のラスト「祭囃し編」へと突入しました。 物語の謎と悲劇を全て清算し、長い長い物語に「オチ」をつける重要な部分です。ただ、僕が『ひぐらしのなく頃に』という物語の中で一番くだらないと思っているのも、やっぱり「祭囃し編」なんですよ。 「祭囃し編」は物語において主要な謎である「雛見沢連続怪死事件」における「犯人」の幼年時代の描写から始まります。アニメ版で先日放送されたのがそれなんですけど、原作でも同じように思ったのですが、ここが単に蛇足であるというだけでなく、作品全体の完成度を著しく下げているように思えてなりません。 「犯人」の生い立ちを描いていく、というのは、例えばトマス・ハリスの『レッド・ドラゴン』な

    『ひぐらしのなく頃に解』−「犯人の心情を理解すること」の欺瞞 - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2007/10/10
    ↓「最後のあれはそれを利用して」って何ですか!?気になって昼もぐっすり寝てしまいます。
  • 『School Days』試写会に関連して−「お金を払う」という価値基準の表明 - tukinoha’s blog

    DVD『School Days』第1巻の発売を記念いたしまして、TVアニメ『School Days』第12話の試写会を行います。 1日限りの試写会となりますのでこの機会にぜひともご参加ください。 http://12.0verflow.com/ これに対する反応。 はてなブックマーク - Overflow Official Website 大体何にでも「相場」というものがあります。ライトノベル500〜600円、新書1000円、展覧会の図版2000円弱、TVアニメ1話無料。ただ僕は、それらの商品に対していくらまで払えるのか、ということは、相場とは無関係に自分で決めておくべき問題であると思います。 例えば無名のアーティストが「俺は自分の作品を100万円以下では売らない!」と宣言したとします。その人に対し、そんなにお金が欲しいのか、お前はアーティストじゃなくて商売人だ、と批判する人もいるでしょう。

    『School Days』試写会に関連して−「お金を払う」という価値基準の表明 - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2007/09/27
    こちらにも書いておきますが、原作ゲームがチケット代わり、というシステムには反対です。でもこれってOverflowに限った話ではなく、どこのサイン会や握手会、トークショーでも普通に行われている悪習なんですよね。
  • tukinohaの絶対ブログ領域 - 『らき☆すた』最終回に寄せて―面白くなければ面白がれば良いのだ!

    『らき☆すた』は「面白がること」が出来る作品でした。ニコニコ動画の話ではなく。 今期の他の作品と比べてみると、『瀬戸の花嫁』のように大笑い出来る作品ではなく、『School Days』のように感情を刺激される作品でもなく、『電脳コイル』のストーリィ展開の巧みさや『桃華月憚』の斬新さもありません。 2,3年後にはみんな忘れているかもしれない。でも、僕はこの作品に対して非常な愛着を感じますね……。それくらい僕は『らき☆すた』を「真剣に見て」「面白がる」ことが出来ました。 僕が画面構成について真面目に考えたのは、たぶん『らき☆すた』が初めてです。 この作品で一番多く見られた構図はおそらく、こなた・かがみ・つかさ・みゆきの4人でテーブルを囲み談笑している姿でしょう。こういうときは、右に2人、左に2人配置して、カメラを中央において4人全員の顔が映るようにするのが一般的です。ところが『らき☆すた』では

    tukinohaの絶対ブログ領域 - 『らき☆すた』最終回に寄せて―面白くなければ面白がれば良いのだ!
    tukinoha
    tukinoha 2007/09/17
    id:chinarose54321さん>そうか、僕はまた自分でハードルを挙げてしまったのか……。
  • アニメ・コラージュ・空間 - tukinoha’s blog

    最近のアニメにおけるパロディというのは、引用元のイメージをひっくり返したいとか、援用して何か主張したいとか、そういうのではなくて(少なくとも、『らき☆すた』でケロロ軍曹のぬいぐるみやアニメイト大宮店が出てくることについて、上記のような意義を見出すことは難しいでしょう)、全体的な統一性を保ちながら部分ではバラバラという、コラージュ的な効果を演出するために使われているんじゃないかな、という気がします。 コラージュについてはジャン=リュック・ゴダールの映画を見てもらうのが一番手っ取り早いのですが、ここではゴダール自身の言葉を引用しておきましょう。 言語はなんのためにあるのかを考えるのをやめたくなるほど、あちこちにこんなにたくさんの記号があるのはどうしてなのか?現実が曖昧になるほどに……たくさんの意味をもった記号がたくさんあるのは何故なのか? ゴダールの『気狂いピエロ』を「映画のコラージュ」と呼ん

    アニメ・コラージュ・空間 - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2007/08/30
    近日中に別記事の内容と合わせて体系化するかもしれません。
  • 議論は始まる前から終わっている - tukinoha’s blog

    ある美術史家の言葉。 「学会では絶対に『美しい』って言っちゃダメなの。主観だから」 あるアニオタの言葉。 「『らき☆すた』は面白い?つまらない?」 再度、美術史家の言葉。 「ただ、『美しい』と感じることは研究の動機として重要だよね」 再度、アニオタの言葉。 「『らき☆すた』はつまらない作品である。なぜなら……」 森博嗣の言葉。 「当のところ、研究とは、何を研究したら良いのかを見つければ、峠はもう過ぎていると考えても良いくらいだ」 テーマ設定を間違えた議論はどう頑張っても厳密にはなり得ない、という話。その他、くだらない議論に見られる5つの特徴を挙げておきます。 ひとつはErlonigさんがおっしゃっているように、論者の立場が不明確なこと。 ひとつは作品の受け手を同じ集団として扱う、あるいは「パロディがわかる/わからない」など、分類方法が極めて大雑把であること。 ひとつは作品の見方の幅が狭く

    議論は始まる前から終わっている - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2007/08/13
    ↓あ、すいません。書き足して5つにしました。
  • 『らき☆すた』の演出に関する雑感 - tukinoha’s blog

    らき☆すた 3 限定版 [DVD] 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2007/08/24メディア: DVD クリック: 42回この商品を含むブログ (90件) を見る最近の『らき☆すた』を見ながら考えたことについて少し。 おそらく『らき☆すた』における演出の大部分は「それを初めて見たもののように描く」ということに集約されるのではないかと思います。彼女たち(特にかがみ)は当によく驚きますよね。そして「あるある」な話題であっても、その話題を取り上げること自体は初めてである、という風に描かれます。 ただ、ここで言う「演出」の対象が手法に対してなのか、それとも個人や出来事などの事物に対してなのかということは厳密に区別しておく必要があるでしょう。 手法に対する演出ならば、例えば1話のチョココロネに関する話や、その他にも頻繁に登場する極端に長回しな会話シーンが挙げられるでしょう。

    『らき☆すた』の演出に関する雑感 - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2007/08/05
    コメント欄
  • 日本近代史について議論する前に知っておくべきこと - tukinoha’s blog

    歴史を語るということは自分の歴史観を語ることと同義である、と僕は考えています。 ところでその「歴史観」という言葉についてですが、「あの時のAの判断は正しかった/誤りだった」という価値判断のことだと考えられていたり、あるいは「Bはあった/なかった」という事実認定のことだと考えられていたりと、使う人によって意味が変わるため議論にズレが生じる、というのもよくある話。 それに対して僕が「歴史観の定義とは○○だ!お前らはみんな間違っている!」と主張しても、所詮は「自分定義」ですから、何の意味もありません。ただ、仮に「歴史観」という言葉の定義が上に例として挙げたようなものであるならば、歴史観なんて無い方が良いんじゃないの?とも思うわけで。 つまり「Aは正しい。Bは悪い」という価値判断を歴史学に持ち込むのであれば、それは戦前の皇国史観と同じものか、あるいはそれを裏返したものにしかなり得ません。また「あっ

    日本近代史について議論する前に知っておくべきこと - tukinoha’s blog
  • 『電脳コイル』で久々に「子ども向けアニメ」を見たと感じた - tukinoha’s blog

    電脳コイル|磯光雄監督作品 『電脳コイル』の第1話〜第5話までが一挙放送決定! - ファミ通.com はてなブックマーク - 電脳コイルに関するtukinohaのブックマーク 電脳コイル 第1巻 通常版 [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2007/09/25メディア: DVD購入: 2人 クリック: 156回この商品を含むブログ (168件) を見る『電脳コイル』なんですけど、最初は正直見るべきかどうか悩んでいました。しかし4話5話を見て確信しましたね、「これは凄いな」と。上のリンクにもある通り今週末に5話まで再放送されるそうなので、今回は未見の方に向けて『電脳コイル』の面白さを伝えてみようかと思います。 さて、タイトルではあえて「子ども向け」と形容してみましたが、馬鹿にしているわけではもちろんありません。視覚・聴覚に訴える映像作品が来持っている力、いくらでも意

    『電脳コイル』で久々に「子ども向けアニメ」を見たと感じた - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2007/06/13
    ↓確か「ふわふわ」「さらさら」みたいな微妙な感覚は再現出来ないという設定だったような。/↑↓確認しました。全面的に僕の間違いです。本文に追記入れときます。
  • 素晴らしきアメリカン・アニメーションの世界〜『ベティ・ブープ』を見よう!〜 - tukinoha’s blog

    頭が大きくていかにもアニメ的な造形。だけど歌が上手くて、日映画評論家からも絶賛された大ヒロイン。トムとジェリー、ミッキーマウス、ドナルドダックにポパイなどと共にアメリカン・アニメーションの黄金時代を支えながらも、現在では一部の熱狂的ファン以外には忘れ去れた名キャラクタ。それがベティ・ブープです。 とはいえ、アニメーションの世界に始めて「お色気」を持ち込んだという意味では非常に重要な位置を占めるキャラクタであることは間違いなく、犬のビンボーや道化師のココと共に画面狭しと大活躍の姿は、今見ても実に面白い。今日はそんな『ベティ・ブープ』作品を紹介したいと思います。 能書きを並び立てても仕方がないので、とりあえず一見てもらうことにしましょう。 1933年の『Betty Boop's Penthouse』。ビンボーとココをうっとりさせ、襲ってきた怪物を花に変えてしまうベティさん。アイドルとして

    素晴らしきアメリカン・アニメーションの世界〜『ベティ・ブープ』を見よう!〜 - tukinoha’s blog
    tukinoha
    tukinoha 2007/05/18
    この手の話は需要が少ないということはわかりました。めそめそ。