社長力アップセミナー 「調査マン」の目に映る、中小企業経営の現状と今後 日経トップリーダーの連載「調査マンは見た!」でおなじみの、東京商工リサーチ情報本部情報部の増田和史課長が登壇。主な内容は、地域や業種を問わず、さまざまな企業に接している調査会社にいるからこそ見えてくる共通項や、危険な取引からの回避、企業倒産の今後の見通しについて。同時に、「信用調査の仕組みや調査会社との賢い付き合い方」についても解説してもらいます。
もうかれこれ十年近くにわたり、オープンソースというネット上の摩訶不思議な現象について、本欄で取り上げてきた。オープンソースは人間の本質を考えるきわめて重要な素材だと思うから、連載の大きなテーマとして考え続けてきた。その思考に小さなブレークスルーがあったので、ご報告しておく。 オープンソースとは、ソフトウェアのソースコード(人が記述したプログラムそのもの)をネット上に無償公開し、世界中の不特定多数の開発者が自由に参加できる環境を用意し、そのソフトウェアをさらに開発していく方式のことだ。リーナス・トーバルズが創始したリナックスが有名なように、ほとんどのオープンソース・プロジェクトは欧米から生まれている。 しかし日本人でたった一人だけ、世界中の人々が使うソフトウェアをオープンソース方式で開発したリーダーがいる。島根県松江市在住のまつもとゆきひろ(本名・松本行弘、一九六五年生まれ)である。彼が
「ゼロベース思考」という言葉がある。今までの考え方、成果、仕事のやり方、制度や設計、すべて忘れて新しいことを追求しようという姿勢のことである。 人も組織も存続している限り、何らかの成功体験がある。そして、それを継続したいという気持ちがある。毎年、稲作に励んできた農耕民族には特に顕著な気持ちだ。昨年通りのことをすれば、そこそこの成果が得られるのが農耕だから、できればそうしたいと思ってしまう。 しかし、ゼロべース思考では、過去と一度決別する。これはまるで、これまで一生懸命ためてきた貯金を一度捨てろと言われたみたいなもので、なかなか誰も行いたくはないことだ。しかし、この思考方法ができなければ、大きな成長も大きな成功もないと思った方がいいだろう。 途中で引き返し、イチからやり直すことの意味 山登りに例えてみる。富士山に登ろうと固く決意して山登りを始め、何時間もたって、この山は富士山ではないことが分
アメリカに振り回されるだけ振り回される ISSの歴史をひもとくと、それは計画遅延と設計変更の連続だった。レーガン元大統領が計画を提唱したのは1984年。1986年1月にスペースシャトル「チャレンジャー」爆発事故が発生して、1992年の完成は絶望的になった。NASAは、8人の宇宙飛行士が常時滞在する設計を1988年に固めたが、1989年夏には予算不足を理由に早くも最初の縮小を行った。搭乗宇宙飛行士は6人とし、ステーション専用宇宙服などの新規技術開発要素も切り捨てた。 アメリカは、1991年にも計画をリストラし、搭乗宇宙飛行士は4人と当初規模の半分にまで縮小した。 1993年、クリントン米大統領は就任と同時にISSの大幅リストラを指示し、計画は大混乱に陥った。混乱のさなか、NASAは「ウルトラC」と形容すべき大胆な巻き返しに出る。ソ連崩壊後、経済的苦境に陥っていたロシアを計画に参加させ、「ミー
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2月15日に予定していた、超高速インターネッ ト衛星「きずな」のH-IIAロケット14号機による打ち上げを延期した。 「きずな」は、超高速インターネット衛星という名称通り、TCP/IPプロトコルによる高速衛星通信を実証することを目的としている。しかし、光ファイバにより地上の通信ネットワークが大容量化している現在、衛星通信の用途はかなり限定されたものになりつつある。 今後、「きずな」で実証される衛星技術をどのように生かすのか。今のところ、日本政府内では「きずな」の技術を生かそうという動きは出ていない。政府開発援助(ODA)を利用した発展途上国への衛星システム提供のような用途を提案していかなくては、「とりあえず作って試験しただけ」になってしまうだろう。 大容量衛星通信を可能にする技術を実証する大型衛星 「きずな」の開発時のコードネームは「WINDS(Wide
特集 すぐ書ける、すぐ伝わる「超スピード文章術」大全 伝わる文章、バカの文章 文章力が上がる! センス不要! 永久保存版◎0秒で伝わる文章術「6つの大原則」 知らないと頭が悪く見える! プロが誌上添削! 今すぐ直したい「悪文」15の法則 目次詳細へ プレジデントストアへ 予約購読 2024年1月15日(月) 環境フォト・コンテスト / プレジデント「第30回 環境フォト・コンテスト2024」入賞作品を発表! 2023年1月13日(金) プレジデント / 環境フォト・コンテスト「第29回 環境フォト・コンテスト2023」入賞作品を発表! 2022年1月14日(金) 環境フォト・コンテスト / プレジデント「第28回 環境フォト・コンテスト2022」入賞作品を発表! 2021年2月8日(月) プレジデント読者のみなさまへお知らせ 2021年2月8日 2021年1月8日(金) 環境フォト・コンテ
≪世界を変えるものも、常に小さく始まる。理想のプロジェクトチームは、会議もせず、ランチを取るだけで進んでいく。チームの人数は、ランチテーブルを囲めるだけに限るべきだ≫ これは、サン・マイクロシステムズ共同創業者のビル・ジョイの言葉である。マイクロソフトもアップルもグーグルも、すべては数人のチームによる熱狂的な没頭から始まった。「世界を変える」イノベーションを生む一番大切なことは、資金でも設備でもなく、情熱を持ったわずか数人の力を結集して爆発させる「チーム力」にある。 高いモチベーションを持続する少数精鋭からチームが成り立ち、目標を共有し、会社や作品の成長を目指し、チーム全員が同じ目標に向かって走る。その幸福感、高揚感から、創造性やイノベーションが生まれるのだ。 「いい成績を取って、いい大学に行って、いい会社に入りなさい」という古い価値観のゴールにある「日本のいい会社」に入ることで、それがで
元の会社や友人たちを見ても、学者や弁護士、エンジニアなどの特殊な世界以外では(実は!そういう世界も同じなのですが)、若き日にもっとも賢かったはずの男たちは仕事人生におけるトップにたっていません。かといって頭の悪い連中が出世しているということでもありません。頭のよさでは、第二集団ぐらいにいた連中がもっとも成功を収めているようです。 もっと卑近な話ですが、私は「ブランド」の共著者である岡康道に比べてIQにして10は上だと思いますが、収入は彼のほうが10倍はあるでしょう(はいいすぎか笑) 学校で教えていると秀才君にたくさん出会います。彼らはいわば学業エリート。入社エリートにも相当程度重なります。人がうらやむ人生の前半を過ごしています。しかし彼らの今後の長い人生行路を考えると、自らの頭のよさとどう対処するのか。これからが大事なような気がします。 彼らへのエール(と自戒)をこめて書きます。 ところで
山本七平さんというかたがいらっしゃいました。 彼は第二次世界大戦でマッカーサー将軍の上陸間近い地獄の比島戦(フィリピン戦)を経験し、九死一生を得て生還した人です。 1970年に出版した「日本人とユダヤ人」がベストセラーになり、その後の日本人論ブームの火付け役になりました。若き日の私は、父と彼とに交情があったおかげで、時折お話しをさせていただく機会があったのです。 サブリーダーとして新入社員たちの面倒を見たときに、私たちの班に彼を呼んで話をしてもらいました。今思うととんでもなくゴージャスな講話でした。 彼が一貫して語ったのは、「自分と折り合いをつける」ということでした。 人間誰しも「こうありたい」という自分がいます。 しかし「こうなってしまった自分」というものもあります。 折り合いというのは、その二人が出会って会話をすることだ、と私はそう理解しました。 自分の中のこの二人が別々にいて、お互い
日曜日の夕方、テレビの笑点を見ていると流れるお線香「青雲」のCM。 すっかり耳になじんだメロディと共に映し出される、たくさん連なった青い凧。 あのCMの連凧を揚げてみたいと思ったことはないだろうか。 僕はある。 CMを見るたびに思っている。 あの凧を大空高く揚げてみたい。 なので、揚げてみた。 (工藤 考浩) すり込まれた青雲のCM 何でも青雲の連凧のCMは、25年前から続いているものらしい。 25年前というと、僕がちょうど8歳の頃から流れているということだ。 脳裏に焼き付いているのも無理はない。 あのCMの凧を揚げようと、まずはあの青雲連凧の入手方法を調べたが、当然既製品は売っているわけが無く、ネット通販で「40連・連凧作成キット」なるものを入手し、自主制作に取り掛かった。
オンライン地図の多機能化が進んでいる。キーワード検索機能との連携はもちろん、マウスのドラッグ操作で直感的に地図を動かせる「スクロール地図」も普及した。2007年の今、ネットの定番サービスといえる“地図”に改めて注目してはどうだろう。なお本誌では「趣味のインターネット地図ウォッチ」も連載している。あわせてチェックしてほしい。 ●定番のオンライン地図をチェック まず、カーナビ用地図データ事業を手がけるソフトベンダーや大手地図出版社のサービスなど、地図情報をメインに提供する地図専門ポータルを見ていこう。カーナビ感覚のルート検索など、各サイトとも得意分野を生かした独自機能を打ち出している。いずれも一度はじっくり触れてみたい。 ■ Google マップ http://maps.google.co.jp/ キーワード入力をベースとした検索機能のほか、非常に精緻な航空写真(空中写真)を閲覧できるのが最大
普段なら「上げ底だ!」と怒る場面だが、もうある程度、腹の下地は出来ていたので安堵の気持ちの方が強い。 乗っているのはマグロではなくカツオだ。これがカツオ好きにはたまらないシロモノだった。ヅケになっており、非常においしい。大葉が混ぜ込まれた御飯もサッパリしていて、すんなりと喉を通っていく。 「おいしかったねぇ」と言いながら、腹ごなしの意味も込めて町をブラブラと歩いた。
(上)新聞各社契約書<br>(下)新聞セールス近代化センターの新聞広告での呼びかけ。「新聞セールススタッフ訪問の際は、『新聞セールス証』をご確認ください」 日中、自宅で仕事をしているとほんとうによく訪問販売の人がやってくる。 以前勤めていたときは朝早くに家を出て、帰りも遅く休みもほとんどなかったので自宅に誰かが訪ねてくるということはほとんどなかった。 まっ、人が訪ねてくる時間帯に家にいなかったというのが正しいですが……。 訪問販売の中でもひときわ頻繁にやってくるのが新聞の勧誘の方々。 「○○新聞です。奥さん、今なに新聞? いつまで契約? 次うちの新聞お願いしますよ。3カ月だけでもいいからねっ。洗剤もたくさんつけちゃうし」といきなり畳みかけるように話してくる。 私、そもそも奥さんじゃないし! と全然関係ないところでムッとしつつ「今、他の新聞とっているから結構です。 新聞を変えるつもりもないし
大阪地裁の法廷で裁判長に向かう林真須美/篠原ユキオさんは、これまで池田小学校児童殺傷事件の宅間守や、故中島らも氏の大麻不法所持の法廷画も手がけたとか(個人サイトは<a href=http://y-tihiro.hp.infoseek.co.jp/member/shinohara/shinohara.html>こちら</a>)。 裁判のニュースを見るたび、気になっていたのが法廷のイラスト。「法廷画家」が描いていると聞くが、どうやったらなれるものなのか? 関西で法廷画家をする漫画家の篠原ユキオさんに、きっかけなどを聞いた。 「僕は学生時代からマンガ描いてて、新聞社のニュースマンガやカット、イラストルポをやってたんです。それで、和歌山カレー事件のとき『すぐに和歌山に行けて何でも描ける人』ってことで指名されたのが初仕事で」 デビュー作が林真須美とは! 実は関西では凶悪な犯罪が少なかったため、専門の
景気は上向いているという報道があふれる一方で、いまだに暗いニュースが少なくありません。少子化に伴う人口減少、年金問題や増税の話題、地方自治体による組織ぐるみの裏金づくり、北朝鮮の核実験・・・。景気回復の明るいニュースと、暗いニュースがごちゃ混ぜに並ぶ時代、生活者は今の世相をどう感じているのでしょうか。 図1を見て下さい。これは、博報堂生活総合研究所が今年5月に実施した「生活定点2006」という生活者調査の結果です。“定点”という名称から分かるように、この調査は隔年で生活者の意識を観測しています。もう20年間続いているものなので、バブルの時代からバブル崩壊後の不景気な時代を経て、現在に至るまで、生活者が感じてきた“時代の気分”の変遷をしっかりと記録してきた調査と言えるでしょう。 このデータが示すのは、今なお生活者を覆う閉塞感です。「いやなこと、腹のたつことが多い」「気がかりなこと、不安なこと
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