ブックマーク / www.anlyznews.com (8)

  • ニュースの社会科学的な裏側: オタクの皆さんにも、公共空間はどうあるべきかを考えて欲しい

    ちょっと無理のある萌え絵批判が編集者の岩渕潤子氏からされている。その主張の問題点はネット界隈のオタクの皆さんが指摘していて概ね正論なのだが、岩渕氏の主張を上手く拾えていない気がする。萌え絵を見るとイタリアでのキャットコールを思い出すと言う話や、萌え絵の女性の身体特徴は整形手術を行なう風俗嬢と同じく客に媚びていると言う話*1に、思いやりの原理を過剰に働かせて、岩渕氏の萌え絵批判の論点を整理してみたい。 1. 萌え絵は公共空間に相応しくないは一貫する主張 萌え絵は公共空間に相応しくない。岩渕潤子氏の主張はこういう事だと思うし、一貫しているこれを主張したように思える。道を歩く女の子を冷やかすキャットコールと言うセクハラ行為が、公共空間に相応しくないと言うのは多数からの支持が得られるであろう。萌え絵の女性の身体特徴は整形手術を行なう風俗嬢と同じと言う説明も*2、性風俗の看板や客引きも公共空間に相応

    ニュースの社会科学的な裏側: オタクの皆さんにも、公共空間はどうあるべきかを考えて欲しい
    turanukimaru
    turanukimaru 2018/11/01
    皮肉で書いてるのはわかっているが公共の場では表現を抑えろというのは当然の要求でしょう。目をつぶって歩くわけにはいかない以上、受け取る側に十分な選択権が無いのでは表現する側に自重してもらうほかない。
  • ニュースの社会科学的な裏側: ジェンダー論をやっている社会学者は“被害者”

    社会学者の千田有紀氏の何度目かの炎上騒動の最中なのだが、「市民的公共性」と言う単語を濫用して突っ込みを受ける*1ばかりではなく、自分は権威なのだから素人は学識を疑うなと言う姿勢の過去の発言が槍玉にあがっている*2。 今回の事例だけではなく、他分野から見て根拠をよくつけられていない主張を社会学者がすることは多く、社会学と言う学問への疑問が渦巻く自体になっている。しかし、千田有紀氏の議論に関しては、社会学と言うよりはジェンダー論に内在した問題に思える。 1. ネット界隈で露呈するジェンダー論界隈の主張の脆弱さ ネット界隈ではお気持ち表明と揶揄されているが、ジェンダー論者はその程度の論理しか構成できない。 小宮友根氏は相関と因果の見分けがついていなかった*3し、古谷有希子氏のときは彼女がまだ院生であることを加味しても、周囲の社会学者はあれだけ初歩的な間違い*4を指摘することなく、むしろ擁護してい

    ニュースの社会科学的な裏側: ジェンダー論をやっている社会学者は“被害者”
    turanukimaru
    turanukimaru 2018/10/09
    blog主に批判的な方々は反論とまではいかなくても反証や正統性の根拠へのリンクでも張ってもらえないでしょうか。blog主は根拠を載せているのに対して「ブログ主は解ってない」だけでは外野からはわかりません。
  • 社会学者の自己肯定バイアス

    社会学者の岸政彦氏が國分功一郎氏との対談で、「日の社会学は、特定の一人か二人のせいですごく評判が悪い」と述べいていたそうだ*1。“特定の一人か二人のせい”なのか、“日の”なのかを考えると、強い自己肯定バイアスがあるように思える。 “特定の一人か二人のせい”なのであろうか。ネット界隈で話題になった社会学者を思い浮かべてみたのだが、古谷有希子*2、古市憲寿、上野千鶴子、千田有紀*3、小宮友根*4、金明秀*5、友知政樹*6、舞田敏彦*7、柴田悠*8、筒井淳也*9、太郎丸博*10、大澤真幸*11、久保田裕之*12、北田暁大*13(以上、敬称略)と一人や二人では無い。フェミニズムやマイノリティ擁護など政治的主張が前面に出てしまい、実証的/規範的な論証が疎かになる傾向があって、全般的に粗さが目立つ。単語の意味を勝手に多義的にしたり、多義的な単語の意味をこっそりと摩り替える語義曖昧論法(Equivo

    社会学者の自己肯定バイアス
    turanukimaru
    turanukimaru 2017/11/07
    特定の一人か二人と書けば「ああ俺よりも評判の悪いあいつだな」となるので角が立たないようにしただけでは。言いたいのはそのあとの表に出てこない社会学者の話だろうし。表に出る社会学者は攻撃性が高くてつらい。
  • リフレーション政策を唱えても選挙の票にはならない

    今回の衆議院選挙で、リフレ派議員の馬淵澄夫氏、小沢鋭仁氏が落選したことで強く思うようになったのだが、大規模な量的緩和を中心とするリフレーション政策を唱えても票にはならない*1。個別の議員が唱えたときはもちろん、党の方針として打ち出したときも、そんなに集票能力の高い政策では無い。そして、仮にリフレ政策が機能したとしても、支持率の向上にはつながらない可能性が高い。 1. 世論調査では経済政策への関心が高いが・・・ 世論調査によると、内閣を評価するときに重視する項目の双璧は、社会保障と経済政策だ。安倍政権発足直後の2013年は経済政策が最も重視されており、最近は社会保障が一番目に来る。これだけ見ると魅力的な経済政策を提示する方が選挙に有利に思えるが、だからと言って有権者が特定の経済政策を評価するとは限らない。 2. 内閣支持率は個別政策や景気回復との関連が低い 高い内閣支持率を誇ってきた安倍総理

    リフレーション政策を唱えても選挙の票にはならない
    turanukimaru
    turanukimaru 2017/10/25
    正直言って政策ではなく「より不安感の少ない党」が選ばれてるんじゃないかという話は前も聞いたし私もそう思う。支持するにしろしないにしろ政策の良しあしもそれが信用できるかも考えない人のほうが多いでしょ。
  • ネトウヨ「反対するなら対案を出せ」民進党「出していますよ」

    ネット界隈の安倍総理のファンが「反対するなら対案を出せ」と民進党にケチをつけているのを見かけることがある。現状維持も対案ではあるが、共通認識として解決しなければいけない問題があったときに、対案がないのに反対だけ連呼されても困るのは確かだ。民進党が何でも反対だけしているのであれば、やはり政権担当能力は無いと見なすしか無いであろう。しかし報道もされているわけだが、民進党は重要法案に反対するときには対案を出している。 「テロ等準備罪」(「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案)の対案としては、「航空保安法案」と「組織的犯罪処罰法改正案」を出しているし、安倍総理のファンが気にする経済政策も「民進党の経済政策」と言う形で出している。蓮舫代表は人口減少に向き合う姿勢を強調しているし、課税を中心とした財源確保により少子化/高齢化対策を行なうと言うのは不明瞭な方針ではない。また、財源不明と言う事

    ネトウヨ「反対するなら対案を出せ」民進党「出していますよ」
    turanukimaru
    turanukimaru 2017/07/05
    対案と言ってもその内容を比較しないと議論とは言えないわけで、これは明確にマスコミの怠慢。天皇退位の特例法は割と各政党真面目に議論していて特集組んで欲しいとこだったが毎日新聞が二二六事件にしてしまった。
  • 科学的に飲食店内の副流煙が有害と言えるのか?

    店内などを原則禁煙(完全分煙された喫煙室は設置可)にしようとする健康増進法改正案に関して、賛否が色々とあるようだ。この改正の正当化をしたいあまりに、科学的なエビデンスを過剰に喧伝している人々がいるので批判したい。疫学調査から得られた統計は有意性も効果量も弱いものであって、喫煙習慣による発がんリスク上昇を知らなければ、そんなに強い信念を持てない分析結果であるはずだ。 1. 個々の研究に有意性が無い 国立がん研究センターのプレスリリースで、統計的に有意な数字で相対肺がんリスクが1.28倍(女性に限ると1.31倍)と言う結果が得られていて、これが代表的な疫学的根拠(もしくはそれのまとめ)になると思う。 9の独立した学術論文の分析結果をつなぎ合わせたメタアナリシスになっており、参照されている個別の研究は、配偶者やその他家族の喫煙習慣により、肺がんによる罹患/死亡相対リスクが上昇するか見たもの

    科学的に飲食店内の副流煙が有害と言えるのか?
    turanukimaru
    turanukimaru 2017/05/30
    定量的な評価は難しい。微量でも有害なのか?有害だとしても考慮するべき差なのか?というのはさらに難しい。それはともかく厚労省案はどうみても厳しい分煙なのに禁煙法案を称してるしなんか政治的な理由ありそう。
  • 消費増税後も家計消費はある意味低迷していなかった

    ネット界隈ではもちろん、メディアにおいても2014年の消費増税後に消費低迷が言わるようになって久しい。家計調査や商業動態統計では確かに低迷しているし、半年前までのGDP統計でも家計消費支出は低迷していた。しかし、増税による不景気が生じたはずなのに完全失業率は低下していき、雇用者報酬も増加した*1。消費と雇用に齟齬が生じていたわけで、これが一つの謎であった。だが、少子高齢化で医療や介護サービスへの需要が増えている事に気づくと、このパズルはあっさり解ける。 現代日人は、財布の中からお金を出すモノだけを消費するわけではない。現物社会移転と言う分類になる公的補助があるので、医療や介護サービスは利用時の自己負担比率が低く、逆に社会保険料や税でその原資が徴収され、他の消費を圧迫している。これが少子高齢化で年々増加しているので、家計消費支出だけを見ていると、消費の傾向を見誤る事になる。 実際に現物社会

    消費増税後も家計消費はある意味低迷していなかった
    turanukimaru
    turanukimaru 2017/02/16
    生活コスト(=消費)が上がってそこに雇用が発生している、という話か。まぁそのとおりだよな。消費というより消耗してる感じ。
  • 釜山の慰安婦像設置はのんびり眺めるべき: ニュースの社会科学的な裏側

    韓国政府が2015年12月の日韓合意でソウルの慰安婦像撤去に努力する事を約束したとされる状況で、同様にウィーン条約に反する事になる釜山の慰安婦像が設置された事に関して、日政府が韓国政府に抗議を行ない、ネット界隈の世論も揺れている。韓国政府や韓国社会を糾弾する声が多いのだが、あちらの事情をもう少し分析的に見ていこう。日韓合意がどうなるのか見通しは悪かったのだが*1、今までの韓国政府は頑張ってはいる。慰安婦像の撤去は日にとっても小事であるし、間違うと大きな問題に波及しそうなので、事を荒立てないように見守る方がよさそうだ。それに慰安婦像自体も、時間を置く方が撤去が容易になる。 1. 韓国一般市民の認識は90年代から変わっていない 日韓で事実認定に差があることは忘れてはいけない。今では否定されているのだが、朝鮮半島において家庭から官憲が少女を連行して従軍慰安婦にしたと言う、慰安婦は無垢な少女で

    釜山の慰安婦像設置はのんびり眺めるべき: ニュースの社会科学的な裏側
    turanukimaru
    turanukimaru 2017/01/09
    韓国政府も頑張ってるのね。でもそれは報道されないし韓国民も日本のリベラルも慰安婦像側だし日本の右翼が韓国政府に味方する義理はない。あれ?韓国政府の味方って誰だ?
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