ブックマーク / zenn.dev/nobonobo (5)

  • Goとエラーハンドリング慣習について

    エラー返値が無用な条件 関数ないしメソッドの実装がオンメモリ操作のみで完結 将来も(メモリ以外の)I/O操作は追加されることがない 逆にいうと上記の条件のいずれかが達成できない可能性がある関数やメソッドはエラー返値を付与すべき。 返値エラー型はerrorで統一する 返すエラーがerrorインターフェース型でなければそのエラーは正常にハンドリングできません。またerrorインターフェースを満たす別の返値型で返してerrorインターフェース型で受け取るのも後述のトラブルの元です。 Goの実装方針に「インターフェースで利用するものもコンストラクター相当では構造体ポインタで返す」というものがありますがコンストラクタを呼ぶ側は元型にアクセスすることが多いのでこういう方針になっています。が、エラー値に関しては元型を意識せずに利用可能にするという役割があって、この実装方針は当てはまりません。 エラーチェ

    Goとエラーハンドリング慣習について
    turanukimaru
    turanukimaru 2023/05/21
    エラーが出たりnullチェックが必要な引数を受け取れる関数を書くな。nullは0 や空文字でも十分機能するし、DBやJSONの都合以外で null が出てくるようなら・自前部分をエラーが出ないように書けないなら Go を投げ捨てろ。
  • Goの苦手な領域

    Goの利点を使って実装するコツやノウハウを書くことがコミュニティにとってプラスになると思っているのでそれに専念したいという考えはありますが、Goの苦手な領域にGoを採用してしまってヘイトを溜め込んでしまう事例を見かけたりします。 こういう悲劇の起こる可能性を少しでも減らせたらという思いで、Goの現状の苦手な領域について解説しようと思います。Goを学び始めにこれらの領域に手を出すのは避けましょう。 Cgo is not Go GoCGO連携でC/C++資産を利用することができますが、メモリアロケータの異なる処理系を繋ぐ関係上、お互いに呼び合う際のパラメータや戻り値はほとんどのケースでコピーが必要になります(Cの型でメモリ確保しCの型のまま受け渡しする場合はOK)。なので高頻度に呼び合うような用途には不向きであるというのはSWIGなどのような複数の処理系を連携させる仕組みと同様です。 また、

    Goの苦手な領域
    turanukimaru
    turanukimaru 2021/09/19
    Goに向いてないのは「1行でひとまとまりの処理を書く」こと。Rubyとか関数型言語が得意な奴。filter して map してとか、if 式とか、書いてる側の意識としては「1行で1処理」なのにGoでは複数行が必要なのでだるい。
  • Goへのヘイトに対する考え方

    https://www.kbaba1001.com/entry/2021/09/17/073149 (該当記事が削除されました) RubyのサービスをGoで置き換えるのは3倍人手がかかる 何するにも機能不足 JSONの読み書きにわざわざ構造体書くの面倒 同僚がGoを選ぼうとしたら愚かな選択ですねと答える サーバーサイド開発にGoを使うのは危険 っぽい内容だったかと。 だいぶGoの特徴や既存の言語との考え方の違いが広まってきてるのかなぁと思っていた矢先だったので十年くらい前のような指摘をあえて今されていてびっくりした。 正直、ここに書かれたようなヘイト項目は既出すぎるので、もし影響の大きい項目を多くの人が同様に嫌っているならばGoはここまでの人気のある処理系になることはなかったと思う。(もしくは多くの人が嫌ってはいるが影響の小さい項目ということ) Goは出た当初、こういうヘイトが世界中のブロ

    Goへのヘイトに対する考え方
    turanukimaru
    turanukimaru 2021/09/18
    Goの良さはそのとーりなのだが、1ファイルに1000行書く馬鹿とか1サービスにメソッドを沢山作る馬鹿・ロジックとDBアクセスを混ぜる馬鹿(※Mockのメンテコストで死ぬ)がいると地獄になるので擁護もあんましできない。
  • Goに三項演算子が採用されない理由

    Goには「なぜ三項演算子がないの?」という意見を時々見かけます。言語開発側の意見と僕の見解をまとめていきますー。 FAQ その回答はGoのFAQに明瞭に書かれています。 Goに?:演算子がないのはなぜですか? Goには3項テスト操作がありません。 同じ結果を得るには、次を使用できます。 Goに?:がない理由は、言語の設計者が、操作が頻繁に使用されて不可解な複雑な式を作成するのを見ていたためです。 if-else形式は、長くなりますが、間違いなく明確です。 言語に必要な条件制御フロー構造は1つだけです。 ネストを許す GoPythonもif-elseが文であり、式として扱えない方針を採りました。式として扱えないということは、一定の構文でのみ記述が可能ということです。三項演算子はその性質上式として扱えることになります。 式として扱える場合なにが書けるようになるのかというと、各項や条件に式が書

    Goに三項演算子が採用されない理由
    turanukimaru
    turanukimaru 2021/04/10
    私は Scala ・ Kotlin 出身なのもあり三項演算子あったら積極的にネストさせるわ…。三項演算子複数使った一行関数とか山のように作るので Go に三項演算子無いのは不便だけど読みにくくて使わせたくない気持ちもわかる。
  • Goエラーハンドリング戦略

    Goのエラーハンドリングが採ったスタイル 多値返し 直積(関数の返値とエラーを両方返す) try-finallyをdeferという機構でカバー panicはプロセスを落とすためのもの Goはこの戦略でエラーハンドリングを行うとしましたので、「多値はなぜタプルじゃないんだ?」、「直和(返値orエラー)で十分じゃ?」「panic-recoverでtry-catchできそう?」などいう様な他の処理系の風習を持ち込むことは意味がありません。そしてそれらの提案の多くはすでに検討されリジェクトされてきた経緯があります。 「try組み込み関数」プロポーザルなんかも検討されマージ直前くらいまで進んだこともありますが、「Goのエラーハンドリング」にとって一長一短がありました。その欠点課題は解決できずに最終的にリジェクトされました。 「多値返し」は実にCPUフレンドリーな機構で、C言語の関数呼び出し規約にちょ

    Goエラーハンドリング戦略
    turanukimaru
    turanukimaru 2021/03/06
    Go に限らず「引数は適正か?」情報のほうがスタックトレースよりずっと役に立つ。あとはキャストの失敗。同僚が引数を interface{} で宣言して関数の中でキャストするコード書きまくってて止めたいんだけどどうしたら…
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