日陰者の考察 世の中は理不尽である。 どれほど人に害為す訳でもないのに、意味もなく疎んじられ、のけ者にされる悲しい日陰者がいる。(-_-メ) その日陰者のひとつが「ヒゲ」である。 名は体を表すというように、近年「ヒゲ」と仮名で書かれることが、そもそも地位の下落を端的に表している。 その昔、社会的地位ある人々の顔を堂々と飾った時代には「髭」という立派な漢字が当てられていたのだ。 これほどまでの地位急落は、裏で何者かが策略を巡らせているに違いない。 かつて「髭」は男の顔を飾る「華」であった。 事実私が「アゴ髭」を蓄えた時には、友人、知人、親戚、家族、まさに諸人こぞりて「オーマイガァ」、「似合わない!」、「笑えるぅ~!」「どしたの?」「誰か止めななかったの?」「何で?」等々、心無き雑言を浴びせかけられたのであった。 「無精ヒゲ」ともなれば、更にキワ物扱いされ、ダメ人間の「のぼり旗」のような言われ