著者のPier Paolo Ippolito氏はイギリスに在住しており、BIツールやAIツールを提供する世界的企業SASでデータサイエンティストとして活躍しています(同氏の詳細は同氏公式サイトを参照)。同氏がMediumに投稿した記事『MLOpsのための機械学習におけるデザインパターン』では、MLOpsを用いた機械学習モデルで多用されるデザインパターンを解説しています。 近年普及しつつあるMLOpsを含めたソフトウェア開発業務においては、似たような問題を繰り返し解決する必要があるため、問題を分類したうえでその解決にふさわしいソフトウェアを設計することが推奨されます。こうした特定の問題に対するソフトウェア設計がデザインパターンと呼ばれ、MLOpsの活用においてもいくつかのデザインパターンが存在します。Ippolito氏は、MLOps活用時のデザインパターンとして以下のような5項目を挙げます。