7月14日、私がmessyでこのコラムの連載をはじめるにあたって最初の打ち合わせをした日、ろくでなし子さんが逮捕されたとの報があった。 夕方、messy編集部に行くと、編集長は挨拶もそぞろに、「ご存知かとは思いますが、今日、うちのライターが1人逮捕されまして」と言った。この言葉から、この連載の打ち合わせははじまったのである。 そして10月5日、シンポジウム「表現の規制と自由—ろくでなし子逮捕事件、そして、身体表現のポリティクス」に登壇し、改めて、ろくでなし子さんの逮捕の問題を忘れてはならないと思ったので、シンポジウムで私が発表をした内容を中心に記事にすることにした。 ろくでなし子さんの逮捕事件には、大雑把に言えば、以下5つの問題が隠れている。 ●ミソジニー(女性嫌悪) ●テクノフォビア(3Dプリンタという最新技術への恐れ) ●芸術かわいせつか?(3D女性器データはわいせつか) ●芸術か芸術
![何をポルノと感じるか―ろくでなし子さん逮捕事件に寄せて - messy|メッシー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/221ce42af9dfe931dd8d160c07bd340f8e0d84a0/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fmess-y.com%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F10%2Ftws1030.jpg)