年明け早々から、西武・そごうのCMが炎上した。ポスターは、顔にパイをぶつけられた女のバストショットに、「女の時代、なんていらない?」のキャッチコピー。あたかも女性を貶めているようなイメージの写真と、女性をエンパワメントしているのかどうかよくわからない、迷走した文面。 動画を見て、パイを投げつけられている女性を演じているのが安藤サクラとわかる。飛び交うパイの中で彼女が倒れ、最後に顔にぶつけられたそれを拭ってこちらを見るという映像。そこに安藤自身の声でコピーが重ねられている。ポスターより幾分はましな印象はあるのの、やはり曖昧さは拭えない。 かつて「女の時代」という言葉を宣伝に使い、率先して「女の時代」を謳い上げた西武だが、今の時代感覚を捉えようとして失敗したのは、女性をめぐる状況が40年前に比べて一層錯綜し、複雑なものになっているという背景もあるだろう。 安藤サクラを起用するなら、パイを投げつ
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