日本初の「ファシリティドッグ・ハンドラー」として、神奈川県立こども医療センターに勤務する森田優子さん。欧米では数も多く、広く知られた職業になりつつあるそうですが、ここ日本ではまだ従事者の数は森田さんを含め3人のみ(2019年8月現在)。 主な仕事は、「ファシリティドッグ」と呼ばれる専門的なトレーニングを積んだ犬たちをコントロールし、患者さんの医療行為を円滑に進めること。月に数回訪問するセラピードッグと異なり、ファシリティドッグは病院などの医療施設に常勤し、患者さんと継続的に交流します。病気でストレスを抱える人たちに癒やしを提供し、治療へ前向きに取り組む手助けをする存在として、重要な役割を担っているのです。 もともと小児科の看護師として働いていた森田さんは、このような「前例のない仕事」にいかにチャレンジしたのでしょうか。現在に至るまでの歩みを伺いました。 アニーと一緒に子どもたちの治療に寄り
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