アウェーでドイツ相手に4-1の大勝を飾ったサッカー日本代表。この試合で日本はカタールW杯クロアチア戦で課題として浮き彫りになった“丁寧なビルドアップを継続する”という点で手応えを感じていたという。それとともに1年前に脅威と感じたドイツの前線からの強度の高いプレスには、どう感じていたのか――。 同点ゴール以外でほころびはなかった ドイツは守備時には〈4-2-3-1〉に近い形だが、攻撃時には右サイドバックのキミッヒが中盤の底に入って〈3-2-5〉のような形になる。 それでも前がかりになる相手の攻撃について、ディフェンスリーダーの板倉滉はこう感じていた。 「相手のトップ下の2人(*ギュンドガンとヴィルツ)も高い位置をとってきて、自分たちの最終ラインから見て、4対5の数的不利になる状況になるというのは試合前からわかっていました。それでも自分たちは『4枚で守ろう』と話をしていて。その分、横ずれの運動