『半分の月がのぼる空』(はんぶんのつきがのぼるそら)は、橋本紡による日本のライトノベル。また、それを原作としたメディアミックス作品である。イラストは山本ケイジが担当している。略称は「半月」[4]。電撃文庫(メディアワークス)より2003年10月から2006年8月まで刊行された。2010年4月時点で累計発行部数は160万部を突破している[5]。2010年には電撃文庫版をリメイクした完全版が刊行された。『このライトノベルがすごい!』作品部門では2006年版で10位を獲得している[6]。 不治の病に侵された少女と、同じ病院に入院した少年との出会いを通して"いつかは終わりの来る日常"を描く、恋愛小説である[7]。作者の入院生活から生まれた作品で、作者の生まれ育った三重県伊勢市を舞台としているが、実際の伊勢とは多少異なり、作者の思い出に残されている伊勢で物語は進んでゆく(とはいえ、繁華街の衰退など、