「じゃあbzeroなんて要らないんじゃないの?」という意見もまあもっともなのですが、しかしながら、memset関数の99%はゼロクリアのために使われると言っても過言ではないのではないかと思うほど、この関数の第二引数は0のことが多いと思います。しかも、memset関数の第二引数と第三引数は非常に紛らわしいため、しばしば取り違えられるバグの温床となります。 したがって、私なんぞはゼロクリア専用の関数を用意しておいてもバチは当たらないと思うのですが、そういう意見をrejectする時に必ず使われる印籠のような言葉があります。それが直交性という考え方です。つまり、標準関数としては、機能が重複しない(=直交した)ミニマルな関数セットだけを用意して、プログラマにはその組み合わせであらゆることを実現させようという考え方です。これに従えば、「既にmemset関数でできることのために、新しく関数を用意する必要