鹿児島市内のコンビニエンスストアに火縄銃を持って押し入り、現金を奪ったとして喜志鹿崎署は19日、市内に住む自称足軽木下吉郎容疑者(51)を強盗未遂と建造物侵入の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。 同署によると、木下容疑者は19日午前2時30分ごろ、「SONSON種子島店」に火縄銃を持って押し入り、レジに立っていたアルバイトの男性店員の前で、火薬と弾丸を銃身奥までしっかり詰め込み、火皿に火薬を入れて火ぶたを閉じ、火縄に火を付けたのを確認した後、火縄銃をを店員に突き付けて「金を出せ」と脅した疑いがある。 店員が応じずにいると、「ひとつ、ふたつ」と数え始め、「みっつ」のかけ声で発砲。弾はレジ後方にある電子レンジのドアを直撃した。中の味噌ラーメンにけがはなかった。 木下容疑者は「次は必ず当てる。金を出せ」と再度現金を要求。銃身内に残ったススを出して掃除し、再び火薬と弾丸を銃身奥までしっかり詰