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何回調べても忘れてしまうシリーズ 今回はmtraceの使い方。 mtraceというのはmallocやfreeなどのメモリ管理系の関数をHookして、メモリリークを追跡してくれる便利なライブラリ関数です。 glibc付属なので特殊なソフトのインストールが必要ないのが利点。 使い方の注意点と手は Electric Fence などのmallocを乗っ取るライブラリと共用できないこと(アタリマエだ) malloc/freeのたびにファイルに書くので結構なオーバーヘッドを伴うこと。 スレッドセーフじゃないこと(これはmallocのhookの仕組みがタコいんです) mtrace()関数を呼び出すとトレースを開始する。というセマンティクスなのでシェルなどからイマイチ使いづらい所も欠点と言える。 まあ、実例を見てください。 まず、こういうファイルを用意 mtrace_on.c ---- #include
ubuntu% uname -a Linux ubuntu 2.6.12-10-386 #1 Sat Mar 11 16:13:17 UTC 2006 i686 GNU/Linux ubuntu% valgrind --version valgrind-3.0.1 (0) 目次 Valgrindに含まれるツール Memcheck: メモリエラーを検出する(default) Cachegrind: キャッシュミスを検出する Massif: ヒーププロファイラを使う まとめ valgrindの使い方とエラーメッセージを整理してみた。「valgrind --leak-check=full command」というコマンドラインをよく用いる。これによりメモリ周りのバグを検出出来る。 --tool=cachegrindではプログラム実行時のキャッシュミス率を測定する事が出来る。cg_annotateを
Twitter上で、@alohakun が言及していた GDB の reverse debugging の機能を使ってみました。 GDB にトレースと逆実行機能入ったのか。 http://www.gnu.org/software/gdb/news/reversible.html http://twitter.com/alohakun/status/4481139191 まずは簡単な使い方を説明したあとに、インストール方法を説明します。 こんなときに便利 「変なこと」が起きている大体の場所がわかっているとき デバッグ中に、大体どこで変なことが起きているかはわかっているけど、細かい場所は特定できていないとき、reverse debuggingが効果を発揮します。 GDBでステップ実行をしていて、「しまった!行きすぎた!」という経験はよくあると思います。こういうとき、今まではプログラムの実行を最
Linuxシステム追跡・デバッグ機能「SystemTap」の開発チームは9月22日、「SystemTap 1.0」を発表した。GNU GPLの下で公開、プロジェクトのWebサイトより各Linuxディストリビューション向けのインストール情報を公開している。 SystemTapは、「Solaris OS」の「DTrace」に相当するもので、2005年にプロジェクトがスタートした。スクリプトを利用してLinuxカーネルとアプリケーションの実行状況を詳細に分析するフレームワークで、開発者はリコンパイル、インストール、リブートなしにデータを収集できるという。プロジェクトは米Red Hat、米IBM、米Intel、米Oracle、日立製作所らの支援を受けており、「Red Hat Enterprise Linux」に同梱されている。 バージョン1.0では、実験機能として特権のないユーザーへのサポートが加
この短いマニュアルは,GNUバイナリユーティリティ(バージョン 2.16.1全体)に対する文章が含まれています. この文章はGNU Free Documentation Licenseの条件の下で配布されます.ライ センスのコピーは,"GNU Free Documentation License"と名付けられたセクショ ンに含まれています.
TOC 概要 実行例 動作環境 (OS) ダウンロード ビルド環境 ビルド手順 解析可能なプログラム スクリーンショット forkするプログラムの解析 execするプログラムの解析 再帰 マルチスレッド みんなだいすき例外スロー mainの前に呼ばれる関数 制限事項 コマンドラインオプション 仕組み (つぶやき) 類似ツール 概要 tracefは、Linux向けの「関数コールトレーサ」です。 ディストリビューションに標準で含まれているltraceコマンドに似ていますが、次のような特徴・相違点があります。 DSO(DLL)内のライブラリ関数の呼び出しだけでなく、自作の関数の呼び出しもトレースできる 関数呼び出しの親子関係をツリー状に見やすく表示できる 関数の実装されているファイル名、行番号を表示できる これらの特徴により、 未知の大きなプログラムの動きを把握したいとき ソースコードを読む上で
普通のやつらの下を行け: BFDでデバッグ情報の取得 gcc に -g オプションを与えるとデバッグ情報をバイナリに埋め込むことができます。この情報は通常 gdb などのデバッガによって利用されますが、普通のプログラムでも利用できれば何かおもしろいことができるかもしれません。 普通のやつらの下を行けの第4回として、今回は BFD (libbfd) を用いてデバッグ情報を取得する方法を取り上げたいと思います。 BFD とは BFD (Binary File Descriptor library) は各種バイナリフォーマットに対して低レベルな操作を行うためのライブラリです。 GNU binutils に含まれています。Debian GNU/Linux なら次のコマンドでインストールできます。 % sudo apt-get install binutils-dev ここでは BFD の bfd_
strace システムコールをトレース。カーネルと何を話しているか。 strace -p PID でプロセスにアタッチ。実行中のプロセスをトレース。 straceを使ったデバッグ - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載 Linuxカーネルの作り出す世界 − @IT自分戦略研究所 - ふつうのLinuxプログラミング 青木峰郎 システムコールとライブラリ関数 − @IT自分戦略研究所 システムコール・ライブラリルーチン - UNIX の部屋 ltrace 共有ライブラリの呼び出しをトレース。*.soと何を話しているか。 ltrace -p PID でプロセスにアタッチ。実行中のプロセスをトレース。 ltrace で共有ライブラリの関数呼び出しをトレースする - bkブログ 404 - エラー: 404 - Linux JF ƒ‰ƒCƒuƒ‰ƒŠ‚ÌŠ
bookちょろちょろと色んなところで紹介されていた Windowsデバッグの極意 ツールを使いこなして、バグハント! を軽く読んでみたが、この本は Windows 開発をやってる人なら一読したほうがよさそうだ。Windowsデバッグの極意 ツールを使いこなして、バグハント!作者: Mario Hewardt, Daniel Pravat, 長尾高弘出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2009/04/28メディア: 大型本前書きの売り文句前書きには次のような逸話が紹介されている。MS のエンジニアが4〜5日に1回クラッシュする問題を数週間かかっても解決できなかったが、gflags の使い方に詳しい人に教えてもらってから再現させると、そこから1時間で原因が分かった。どこの通販番組だよ、と思ってしまったが、1章を読んでみて確かにこの本はすごいと思った。オススメのデバッグツール
Google が公開しているソフトウェアの解説シリーズ(→その1 , その2)の続きです。今回は google-glog を使ってスタックトレースを表示する方法についてご紹介します。 C++ でプログラムを書いているとよく遭遇するのがセグメンテーション違反というエラーです。不正なアドレスへのアクセスなどによりセグメンテーション違反が起きると、通常、 UNIX 系の OS では SIGSEGV というシグナルによってプログラムが終了するとともに、 core というファイルが作られます。 core ファイルにはデバッガから参照できるいろいろな情報が残っていますが、多くの場合に役に立つのは、スタックトレースという情報です。スタックトレースを見れば、プログラムがどこでクラッシュしたのか、どのような関数を経由してそこにたどり着いたのかがわかります。プログラムがクラッシュした箇所を特定できれば、単純な
BOOK: WEB+DB Press TITLE: 常駐型サーバーのデバッグ手法(ドラフト版) AUTHOR: (株)プリファードインフラストラクチャー 太田一樹 *注: この文章はWEB+DB PRESS Vol.48に掲載された記事のドラフト版です はじめに 今回はデバッグ関連特集ということで、常駐型サーバープログラムを作成する際のハマりどころやそれに対する解析方法・解析ツール・対策を、実際の経験を交えながら紹介したいと思います。 筆者は(株)プリファードインフラストラクチャーでインメモリ分散検索エンジン「Sedue (セデュー)」を開発しています。モバイル向け検索エンジン「エフルート」や、2008/11/6にリニューアルされました「はてなブックマーク2」などの検索バックエンドとして使われております。 この検索エンジンはいくつかの常駐型サーバープログラムから構成されており
checkstack.pl で関数のスタック消費量を調べる Linux カーネルのソースコードに付属する checkstack.pl を使うと、C/C++ のプログラムの関数のスタック消費量を調べることができます。checkstack.pl は objdump -d のディスアセンブルの出力からスタックポインタの操作をパターンマッチしてスタックの消費量を計算しています。 入手方法 checkstack.pl は Linux カーネルのソースコードに付属しています。Debian GNU/Linux sarege なら次のようにコマンドラインから実行して取得できます。ソースツリーに含まれる scripts/checkstack.pl が目的のものです。 % apt-get source kernel-source-2.6.8 使い方 checkstack.pl の使い方は簡単です。スタックサイ
作成日:2004.04.12 更新日:2006.02.19 更新記録 (2004.04.12) 3/6、 3/11、 3/13 の日記をまとめて作成。 (2004.05.07) 文章を修正。サンプルコードを追加。 (2005.01.20) alternative → alterante に修正。 (2005.02.13) 追記を記述。 (2006.02.17) linux_stack_info.cpp の実装に誤りがあったので修正。 (2006.02.19) BSD 系OS でのスタック領域情報の取得の仕方を追加 初めに C/C++ でプログラムをしているとつい忘れてしまうのがスレッドのスタックオーバーフローの問題。 最近の OS はスレッド当たり 2〜8MB のスタック領域を持っているため、よほどのことがない限りスタックが溢れてしまうことはない。 だが、再帰や alloca を積極的に使
Solaris 10の強化機能としてクローズアップされることが多い「DTrace」。さまざまなサービスが並列稼働する基幹サーバでは、カーネル挙動によってボトルネックを判断することも多い。DTraceは、解決するための打開策となるのか? 実例サンプルで検証していく。 Solaris 10の目玉となる機能のひとつに、実行中のサーバ情報をいつでも取得できる「DTrace」がある。DTraceは、稼働サーバ上で思うようなパフォーマンスが得られなかったり、トラブルが生じた際に原因究明するのに役立つ機能だ。この「OS選択の新常識」Solaris特集では、DTraceを使うと具体的にどのような情報を取得でき? どのようなシーンで役立つのか? その実例を解説していくことにしよう。 DTraceの仕組み まずは簡単に、DTraceの仕組みから説明する。 Solaris 10の内部には、「プローブ」と呼ばれる
プログラマという職業について、もう25年くらいになるのであるが、その間にコンピュータのコストパフォーマンスは、それこそムーアの法則に従って、10万倍〜100万倍くらい向上した。にもかかわらづ、デバッグの方法というものの劇的な変化はほとんどみられない。 プログラミング入門書では、デバッグについて、ほとんど議論されていないし、仮にふれられていても、おざなりな方法というか、かなり邪険にあつかわれていたりする。プログラマの多くの時間がデバッグについやされていたとしてもだ。 たまたま手元にあった、C実践プログラミング(ISBN4-900900-64-8)という10年くらい前に買った参考書では、450ページのうちデバッガの利用については、4行ほど記述がある。たった4行である。診断用のprintf()を挿入するということは3ページにわたって記述されているのにだ。 流石に21世紀になってprintf()デ
普通のやつらの下を行け: C でバックトレース表示 普通のやつらの下を行けの第2回として、今回は glibc の関数を使って C でバックトレース (スタックトレース) の表示を行ってみます。 バックトレースとは バックトレースとは、大ざっぱに言うと、現在の関数に至るまでの道筋です。たとえば、次の Ruby プログラムを実行すると、 1 / 0 の行で例外が発生して、バックトレースの表示とともにプログラムは異常終了します。 def foo 1 / 0 end def main foo end main この例では main から foo を呼び foo の中の 1 / 0 の部分で例外が発生しています。 % ruby divide-by-zero.rb divide-by-zero.rb:2:in `/': divided by 0 (ZeroDivisionError) from div
実行パスが一つしか無くて、ユーザやらネットワークやら、外部とのインタラクションもブロッキングして読んで問題ないようなプログラムならいいんですが、まぁなんかそうもいかないことも多く、そういう時はスレッドやら select/epoll やら使ってごにょごにょしてるわけです。でまぁ、あろはさんのとこのコメント欄を荒らさせてもらったんですが、まぁデバッガに欲しいスレッドやらイベントサポートの話。なんとなくもやもや思ってることを適当にまとめてみます。 まずまだマシなスレッドの方。まぁ適当に 100 スレッドくらいのスレッドプールの中の一つのスレッドが SEGV したとする。さあデバッガの出番。とりあえず適当に現在のスレッドの値を調べてみたところ、なんかおかしな値が入ってたとします。でまぁ、シングルスレッドでバグが無いとしたら、レースコンディションです。でそいう時にとりあえず、 thread appl
Definition: Memory corruption is an unexpected change in the contents of a memory location. The symptoms of memory corruption can range from hard crashes, all the way through minor glitches, to no symptoms at all. The causes of memory corruption are many and varied, and include memory corruption itself. In this article I attempt to classify the various ways in which memory corruption can man
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