1968年鹿児島県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。広告写真スタジオ勤務の後、フリーランスに。現在、広告写真を中心に雑誌、新聞などで撮影に携わる。人物写真、料理写真、広告物が中心。写真教室や専門学校の講師も務める。 3つのポイントを常に意識。斜め45度の位置から撮影 「コンパクトデジカメの基本性能は、近年プロも驚くほど向上しています。高価な一眼レフを使わなくてもちょっとしたコツさえ覚えておけば、初心者でも手軽においしそうな料理写真が撮れますよ」。こう話すのは、料理関連の広告写真などで活躍する斎藤巧一郎カメラマン。気をつけたいのは、被写体の「明るさ」「色」「形」という3つのポイントだという。 「本体の電源をオンにしたら、まず撮影モードを『A(オート)』から『P(プログラムAE=自動露出)』に切り換えてください。撮影条件をカメラが自動判別してくれる『A』モードは、いわばスナップショット用。瞬