特派員リポート 五十嵐誠(ヤンゴン支局長) 「殺されたという話を聞いた」。母親のラビアさん(40)はうつむいたまま、力なく語った。「マレーシアに行く」と言って出ていった長男のママドヌさん(22)と連絡が取れなくなって、3カ月がたっていた。 ミャンマー西部ラカイン州の州都シットウェー西郊。2012年6月に起きた民族衝突で市街地を追われたイスラム教徒のロヒンギャ族が暮らす避難民キャンプで、5月末に話を聞いた。同月、多くのロヒンギャ族とバングラデシュ人が乗った密航船がマレーシアやインドネシアに相次ぎ漂着したことで、外国をめざして脱出するロヒンギャ族の問題に国際社会の懸念が高まった。 ロヒンギャ族のママドヌさんが… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員にな
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