シャーロッツビルのデモに参加する白人至上主義者と反対派。間には警官が並ぶ(2017年7月8日) Jonathan Ernst- REUTERS <合衆国憲法は、ネオナチや白人至上主義者にも言論の自由を認めている。言論に訴えている限りは> 今から40年前の1977年、私は小さなネオナチ団体がデモ行進を行う権利のために裁判で戦い、勝利した。 当時、その判断は大きな物議を醸した。私が所属していた米自由人権協会(ACLU)は、ネオナチ団体の弁護を務めたことで激しい批判を浴びた。 イリノイ州スコーキーは、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者が多く暮らす村だ。そこでネオナチ団体がナチスの制服を着てデモ行進をするというのだから、住民に対する挑発以外の何物でもないとみなされた。村はネオナチ団体からデモの許可申請を受け取ると、直ちにデモを阻止する条例を制定した。 米連邦最高裁も絡んだ15カ月間の法廷争いの