東九条に計画されている小劇場のイメージ図 演劇文化の拠点となる新たな小劇場を京都市南区東九条に計画している演劇関係者らが14日、劇場づくりの前提となる建築物の用途許可申請を来週にも京都市にすることを明らかにした。順調に進めば今夏に着工、来春にも開場できる見通しで、実現へ前進した。ただ、総事業費約1億円のうち残り3千万円がまだ不足しており、「あと一押しの支援を」と呼び掛ける。 新劇場は「Theatre E9(イーナイン) Kyoto」。不動産会社の八清(はちせ)(京都市)が持つ鉄骨2階建て倉庫を改装し、1階に舞台と約100の客席、2階に控室などを設ける。 東京五輪を前に建築費が高騰するなど総事業費は想定していた8500万円を超える見通し。このため、当初計画していたカフェやギャラリーをいったん外し、まずは劇場機能に特化した設計に見直した。 昨夏閉館した小劇場・アトリエ劇研(左京区)のディレクタ