今後の治療方針および注意事項 B群「化学療法+ニボルマブ+イピリムマブ療法」で治療関連死亡が予想を超えて多く発生した原因は現時点ではわかっていませんが、「イピリムマブ」の影響が強い可能性が考えられましたので、本試験でB群の治療を継続中の患者さんには「イピリムマブ」を中止して「ニボルマブのみ」を継続することをお奨めしております。ただし、これまでの一人一人の患者さんにおける治療の効果や副作用を勘案した慎重な判断が必要なため、それらを熟知している担当医と患者さんの間でよく相談して治療を行っていただくよう周知しているところです。 現在、本試験以外でニボルマブ+イピリムマブ併用療法を受けている未治療進行・再発非小細胞肺がんの患者さんにおいても、自己判断で治療を中断せず、必ず主治医と相談してください。 また、本試験で得られた経験に基づき、治療関連死亡の原因となったそれぞれの副作用について、以下のような
![非小細胞肺がんを対象としたニボルマブ+イピリムマブ併用療法の多施設共同臨床試験に係る現状と重要な注意事項について](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6c56de2100914c60d0f2522b39c377cde08ded5b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.ncc.go.jp%2Fjp%2Finformation%2Fpr_release%2F2023%2F0428%2FScreenshot_1.jpg)