アメリカ軍によってイラクで殺害されたイランの精鋭部隊の司令官のひつぎが本国イランに到着し、大勢の市民が参列して葬儀が行われました。イランでは国を挙げて司令官の死を悼むとともに、アメリカへの非難が強まっています。 ソレイマニ氏のひつぎは、5日、国旗に包まれて本国イランの南西部にあるアフワズの空港に到着し、大勢の市民や軍、それに政府関係者に迎えられました。 その後、市内中心部で葬儀が行われ、追悼のために集まった市民が大通りを数キロにわたって埋め尽くしました。 ソレイマニ氏は、イランの中東政策における軍事・外交上の最重要人物で、国民からは英雄と呼ばれるほど、人気があり、集まった市民たちは、ソレイマニ氏の顔写真を掲げるなどして、その死を悼みました。 また「アメリカに死を」などと声をあげる人も多く、国民の間でアメリカへの非難が一気に強まっています。 葬儀や追悼の式典は今後、各地で行われることになって