自民、公明など野党各党が狙った菅政権打倒、そして民主党分裂に向けた内閣不信任決議案の可決は2日、不発に終わった。 もともと長老らの動きに懐疑的だった石破政調会長は採決後、記者団に「『小沢・鳩山チルドレン』のような人たちが決起する、という誤った情報に踊らされて高揚したのは、間抜けだった」と批判した。 他の野党も、首相が辞任の時期を明確にしなかったことについて、「極めて無責任」(公明党の山口代表)、「政治の信頼性を徹底的に失墜させた」(新党改革の舛添代表)と批判を強めている。今後の国会審議では、そろって首相に早急な退陣を迫る構えだ。自公両党は、民主党が自公案丸のみで大筋合意している復興基本法案の早期成立には協力するが税収不足を補う赤字国債の発行に必要な特例公債法案の成立は阻止する構えだ。 また、鳩山前首相が首相退陣のメドとして言及した2011年度第2次補正予算案への対応について谷垣氏は「2次補