当選前のダブル不倫について週刊誌で報じられた立憲民主党の矢崎堅太郎衆院議員(57)=千葉5区=に対し、立民の小川淳也幹事長が口頭注意していたことが14日分かった。複数の関係者が明らかにした。ダブル不倫報道については週刊誌発売前に本人が党側に申告した。 同日発売の週刊新潮によると、矢崎氏は既婚者の女性と不倫関係となり、衆院選前の10月4日に示談書を取り交わしたという。矢崎氏は「自民党のウミを出し切る」などと訴え、先の衆院選で初当選した。
自民党両院議員懇談会に臨む石破茂首相=7日午後、党本部(春名中撮影)自民党が7日に開いた両院議員懇談会では、大幅に議席を減らした先の衆院選を受け、複数の出席議員が石破茂首相(党総裁)を批判し、責任論に言及した一方、大半は首相の当面の続投を支持した。与党過半数割れという危機的状況の中、「内紛している場合ではない」という声が高まっている。懇談会は衆院選後初の総括の場だったが、「石破おろし」には発展しなかった。 出席議員の発言は報道陣に非公開だったが、3時間で約50人が意見を述べた。出席議員によれば、冒頭の首相や森山裕幹事長の陳謝の後、口火を切ったのはベテランの船田元・元経済企画庁長官(旧茂木派)。「一丸となってこの難局を乗り切らないと与党ではいられなくなる。いろんな責任問題はあるが、まずは一致団結して難局を乗り切るべきだ」と訴えた。 これに対して青山繁晴参院議員(無派閥)は「年末に予算編成をす
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故を巡り、沖縄県の玉城デニー知事は31日、事故当時の状況を伝えるカメラ映像を伝えた産経新聞の報道に対し、「捜査中の証拠になり得るものは、報道を差し控えるべきではないか」と批判した。 産経新聞が今月10日までに政府関係者から入手したカメラ映像には、徐行するダンプカーに足早に近づく抗議活動中の女性と、女性をかばうように制止しようとする警備員の姿が映っていた。 玉城氏は「映像が(報道機関に)提供されたことは由々しき問題だ」との認識を示し、報道で判明した事故当時の映像について「私は見ていない」と強調した。 記者から見ない理由を尋ねられた玉城氏は「事故の詳細については現在、警察で捜査中であり、事故映像の報道に係る内容について見解を述べることは今の段階では差し控える」と述べた
TBS系の報道番組「サンデーモーニング」にコメンテーターとして出演する法政大の田中優子前総長が、自民党の高市早苗氏について「安倍(晋三)さんが女装して現れた」「中は男でしょ」などと発言したことについて、TBSの荒井麻理子報道局長は30日の定例記者会見で、「サンデーモーニングの中でのコメントではないので、感想などは控えたい。(今後の)キャスティングは制作過程なのでお話は控えたい」と述べた。 田中氏は衆院選に立候補している立憲民主党の新人候補が参加した集会に出席した際、自民党総裁選で高市氏が決選投票に残ったことについて「安倍さんが女装して現れた。言っていることは安倍さんそのものだ。女性がどういう歴史を歩んできて、どんな目に遭って今まで生きてきて、政治がそれに対して何をしないといけないのか一度も考えたことないのだと思う」「だから、中は男でしょ。安倍さんでしょ」などと評した。 「サンデーモーニング
国連の女性差別撤廃委員会は29日公表した日本の女性政策に関する最終見解で、皇位を男系男子に限る皇室典範について、女性差別撤廃条約と「相いれない」として改正を勧告した。父方に天皇を持つ男系男子による継承は126代続く皇室の根幹伝統。「皇統を守る国民連合の会」の葛城奈海会長は産経新聞の取材に「毅然と『国家の基本』を継承していく姿勢を貫くべき。勧告はスルーして構わない」と語った。 葛城氏は14日、スイス・ジュネーブで開かれた同委の会合で男系男子について「尊重されるべき」と唱えていた。 皇統について保守も発信強化を葛城氏は同委の勧告(recommend)について「強制力があるわけではなく、『お勧めする』『推奨する』というもので、主権国家として最終的にわれわれの意思で決めればいい」と述べ、「国連というと権威のあるものと信じられる節があるが、きまじめに耳を傾ける必要はない。複数の委員も『国連はほかの王
衆院選で過半数割れした自民、公明両党が協力を模索する国民民主党が主張する「トリガー条項」の凍結解除について、武藤容治経済産業相は29日の記者会見で否定的な見方を示した。トリガー条項はガソリン税を一部軽減する措置で、武藤氏は「(凍結解除で)ガソリンスタンドや石油元売り会社で大きな資金負担が生じることに関し解決策を見いだすに至っていない」と述べた。 トリガー条項は、レギュラーガソリンの全国平均小売価格が3カ月連続で1リットル当たり160円を超えた場合、価格に上乗せされるガソリン税53・8円のうち上乗せ分25・1円を免除する。現在は東日本大震災の復興財源を確保するため凍結している。 ガソリン価格は高値が続き、21日時点の全国平均小売価格は前週調査から横ばいの1リットル当たり174円90銭だった。政府が石油元売り会社に支給している補助金により、18円20銭の抑制効果があった。 トリガー条項の凍結解
17日に76歳で死去した俳優の西田敏行さんの死因となった虚血性心疾患は、狭心症や心筋梗塞など、動脈硬化により冠動脈が狭くなったり詰まったりして起こる障害の総称。予防のために動脈硬化の原因となる高血圧や高脂血症などにならないよう、肥満や過労を防ぐことが求められる。 また、虚血性心疾患は突然死を引き起こすこともあり、著名人らが虚血性心疾患により自宅で亡くなるケースも目立つ。令和2年1月、86歳で死去した俳優の宍戸錠さんが自宅で死亡しているのが見つかった際も、虚血性心疾患が死因だった。 兄弟漫才「酒井くにお・とおる」の酒井くにおさんが4年、虚血性心疾患により74歳で死去した際も、くにおさんと連絡が取れず心配したとおるさん(73)が自宅を訪ねて異変に気づいたという。 虚血性心疾患の予防には、食生活の改善や適度な運動、睡眠を心がけることが必要という。
車に積まれたタンクのようなものを調べる捜査員ら=19日午前6時45分ごろ、東京都千代田区(大渡美咲撮影) 19日早朝、東京都千代田区永田町の首相官邸に車で突っ込もうとした男が確保された事件で、公務執行妨害の疑いで警視庁に現行犯逮捕されたのは埼玉県川口市に住む臼田敦伸容疑者(49)で、調べに黙秘していることが、捜査関係者への取材で分かった。 臼田容疑者は19日午前5時50分ごろ、首相官邸に白のワンボックスで突っ込もうとし、車両から降りて発煙筒のようなものを投げつけようとしたところ、警察官に制止され、確保された。この直前には、近くの自民党本部で、火炎瓶のようなもの5、6本を投げつけたとみられている。
衆院選(27日投開票)が公示された15日、立憲民主党の元参院議員の新人、有田芳生氏(72)は東京24区に立候補した。自民党派閥パーティー収入記載事件で党公認が見送られた前職、萩生田光一元政調会長(61)への〝刺客〟となる。立民は野田佳彦代表が有田氏の第一声に駆け付けるなど「裏金政治文化を粉砕する象徴的選挙区」(野田氏)に位置づける。一方で、有田氏陣営は政党ではなく市民運動家らが主導する選挙戦を展開する構えだ。安倍晋三元首相の側近だった萩生田氏を「残党」として「安倍政治」の清算を掲げる。 安倍氏死去に伴う山口4区補選も「裏金だけではなく、カルト教団にべったりの政治を、総選挙を通じて八王子から終わらせようではないか」 有田氏は15日、JR八王子駅前で届け出後最初の街頭演説に臨み、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係と絡めながら萩生田氏への批判を展開した。 萩生田氏は不記載事件を巡り、不記
辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡する事故のあった現場付近=9月、沖縄県名護市(大竹直樹撮影)米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が6月、ダンプカーに巻き込まれて死亡した事故で、現場付近に設置されたカメラに事故に至る状況が映っていることが10日、明らかになった。産経新聞が関係者からカメラ映像を入手し、確認した。県議会は11日、土木環境委員会で委員がこの映像を閲覧する方針。 事故は6月28日、辺野古移設工事に使う土砂を搬出する名護市安和(あわ)の桟橋前の路上で起きた。桟橋から左折して国道に出ようとしたダンプカーが、同市の男性警備員=当時(47)=と抗議活動中の70代の女性に衝突。警備員は死亡し、女性は重傷を負った。 映像や関係者らによると、死亡した警備員は当初、重傷を負った女性とは別の抗議者に対し、路上で対応していた。警備員は
衆院解散間際に政界引退を表明し、親族が後継者に取り沙汰される自民党の大西英男、桜田義孝、根本匠各衆院議員(左から) 石破茂首相が次期衆院選を15日公示、27日投開票の日程で行うと表明するのに合わせ、与野党で政界引退を表明する議員が相次いでいる。後継として自らの子供が名乗りを上げるケースも増えている。こうした状況下では、公募を行っても十分な選考時間を確保できず、ドタバタの中、引退議員の親族が公認予定候補者に決まるパターンが少なくない。 萩生田光一元文部科学相は2日、政治系ユーチューブ番組「魚屋のおっチャンネル」に出演し、ため息混じりにこう語った。 首相は9月27日、自民総裁として、党都道府県連に対し、次期衆院選の公認予定候補者を10月7日までに申請するよう通達を出した。9月30日には次期衆院選の日程を発表した。この前後で、駆け込むように自民の衆院議員が引退を表明し、それに呼応するように親族が
漂着した中国人の身柄確保に関わった台湾海巡署の職員ら=9月14日、台湾新北市(同署提供・共同)中国国内の混乱の兆しか、はたまた台湾侵攻を見据えた「グレーゾーン作戦」か-。中国人が小型ボートではるばる海を渡って台湾に密航する事件が約3カ月間で2件相次ぎ、台湾で議論を呼んでいる。密航者はいずれも「自由を求めて台湾に来た」と供述する一方、いずれも警備が緩みがちになる連休中に、軍事要衝付近にたどり着いたという共通点がある。台湾の警備体制を探るためではとの疑念の声が根強い。 ボートに数十本の水…「440キロ航海」し漂着台湾の海巡署(海上保安庁に相当)の発表などによると9月14日早朝、北部・新北市の海岸に全長3・6メートルのエンジン付きゴムボートが漂着した。中秋節の祝日を含む飛び石連休の初日。乗っていた男は自ら携帯電話で台湾の消防に通報し、救助を求めた。
自民党の石破茂総裁は28日、菅義偉前首相に党副総裁就任を打診する方針を固めた。打診があれば菅氏は受ける考えだ。関係者が明らかにした。菅氏や同氏に近い無派閥議員の大半が総裁選の決選投票で石破氏を支持した。
日本から遠く離れた東欧の人は2025年大阪・関西万博が開催される事実を知っているか、そして公式キャラクター「ミャクミャク」にどのような印象を抱くのか―。そんな疑問を抱いた記者が、ポーランドの首都ワルシャワで行き交う人々に質問をぶつけてみた。結果は、開催の事実を知る人はなく、ミャクミャクも「ゾンビ」「モンスター」などと、あまり好意的とはいえない反応ばかりが返ってきた。 「何て言っていいのか分からないけど、奇妙な姿だね。人工知能(AI)で動くモンスターとでもいおうか」 ワルシャワ市中心部の観光客も多く訪れる文化科学宮殿前で、近郊の都市から来たという30代の男性はミャクミャクのイラストを見ながら困惑した表情で答えた。大阪・関西万博の開催については「全く知らない」との回答だった。十数人に尋ねたが、大阪での万博開催の事実を知る人は一人もいなかった。 ワルシャワ市内の文化科学宮殿(写真奥の大型の建物)
男に刺された日本人男児が死亡したことを報道陣に説明する、中国広東省広州市にある日本総領事館の貴島善子総領事(左手前)=19日、広東省深圳市(共同) 中国の広東省深圳(しんせん)市で、日本人学校に母親と登校していた10歳の男子児童が男に刺されて死亡した。 無辜(むこ)の男児が突然命を奪われた痛ましさへの深い悲しみと、理不尽で卑劣な凶行への怒りを覚える。心から男児を追悼したい。 中国では6月にも江蘇省蘇州市で、日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の母子が刃物で切り付けられて負傷する事件が起きたばかりだった。 日本人は中国で平和に暮らせないのか。ならば、ビジネスであれ留学であれ、中国で安心して活動できるわけもない。 中国外務省は会見で「不幸な事件」に遺憾の意を表明したが、「同種の事件はどの国でも起こり得る」とし、「中日間の往来や協力に影響を与えない」と主張した。 許しがたい言いぐさである。
事故現場には多数の警備員が配置され、オレンジ色のネットを広げて抗議者がダンプカーの前に出ないようにしている=10日午後、沖縄県名護市(大竹直樹撮影) 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡し、女性が重要を負った事故を巡り、玉城デニー知事を支持する「オール沖縄会議」と県選出の国政野党国会議員でつくる「うりずんの会」は19日、県公安委員会に対し、苦情申立書を提出したと明らかにした。申し立ては5日付。 苦情申立書によると、県警本部で8月30日、抗議活動の排除や妨害を行わないよう求める要請書を提出しようとした際、椅子やテーブルのない「倉庫内」で受け取ると指示され、提出を断念せざるを得なかったという。県警の対応について、「県民を愚弄する行為だ」と抗議している。 要請書では「県警は『違法行為がなかったかも含め慎重に調べを進める方針』などといった一方
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