2007年09月21日阿部和義 安倍首相の突然の辞任表明に伴い、自民党の総裁選が行われる。総裁候補には福田康夫・元官房長官と麻生太郎・自民党幹事長が立候補した。福田氏には町村派など8派閥が応援しており、総裁になる可能性は高い。 福田氏は立候補表明の演説で「政策としては200年住宅を進めていきたい。資源の無駄遣いをしないことと景観を守る上にも大切なことである」として200年住宅の推進を明言した。福田氏は、年金の不払いが明らかになって官房長官を辞任してから、自民党の住宅土地調査会の会長を務めてきた。その間に200年住宅の重要性に気づき、実現に力を入れてきた。 私が代表幹事をしている不動産ジャーナリスト会議でも07年6月、200年住宅について福田氏に講演をしてもらった。7月20日更新のこのコラムでも「官民で盛り上がっている200年住宅は実現するのか」というタイトルで福田氏の200年住宅への