治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 高村外相訪中時に、中国との間で「高村大臣より、福田総理訪中までに解決する必要性を指摘し、楊部長との間で認識を共有するとともに、立場の違いを乗り越えるための政治決断の必要性でも一致。今後も引き続き協議を加速していくこととなった。」みたいな話がありました。 これ自体は何の変哲もない話だと思われますが、私はちょっと嫌なものを感じました。まず「政治決断の必要性」、これ自体も「まあ、そうかな」と思うわけですが、これが「福田総理訪中までに解決」という条件が付くとかなり様相を異にします。 日本外交というのは律儀です。期限を決めると、それを守ろうと努力します。外交というと行儀良くやらなきゃいかんという観念でもあるのか、日本外交は期限に忠実です。ましてや
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