かなり評判がいいので、エインズリー翻訳本を読む合間にペラペラしたらちょっと「むむ」と思ったので、そのことを簡単に。経済学と心理学の関係を友野氏は簡潔にサーベイされてますが、簡潔すぎてやはり日本や・フランス・ドイツ語圏の人たちの重要な貢献がごっそり抜け落ちていますね。 行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書) 作者: 友野典男出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/05/17メディア: 新書購入: 35人 クリック: 411回この商品を含むブログ (197件) を見る 特に経済学と心理学の関連でいえば、当時(1920〜30年代)世界の最先端にいた高田保馬の貢献がやはり重要だと思います。せっかく日本人の「行動経済学」の先人がいるわけですから、日本でも少数の経済心理学・行動経済学の入門書としては書いていただきたかったところです。高田は当時の心理学(マクダガート、ジェイムズ、タ
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