さてなかなか面白い記事である。学費滞納を認めたら中等教育が崩壊するかもという記事に対して、猛烈に反論している。公共財にはフリーライドはつきものなのだが、どこまで寛容に接するべきなのだろうか。 まず呪詛はよくないと思う。第一気分がよくないし、日本の伝統では言霊は大切に扱わないと… 財政学入門によると、公共投資にはさまざまな問題があるようだ。そもそも公共には誰にでもアクセスができるという意味がある。誰にでもアクセスができるので「フリーライド」(つまりただ乗り)の問題が起こる。これをどうシステムの中に取り入れるかは重要な課題だ。 この記事(PDF)はこのフリーライドの対処に日本人に特殊性がある可能性を示唆している。彼らはこれを「スパイト・ジレンマ」と呼んでいる。抜粋すると次のようになる。 公共財をみんなで作ろうとすると,日本人は「ただ乗り」をめざすものの成功しません.というのは,参加をした人が,