少し前に「あなたは誰かの運命の人」という広告コピーを電車の中で見かけました。 こんな広告です。 って、思い切り広告バナーですが、商売しようというわけではありません。実際にこういう写真の結婚関連の広告だったのです。もちろん、ここから結婚相談を申し込んで頂ければわたしは大変嬉しいですが。 正確には、画面手前に女性が向き合っていると思われる男性の肩が写り込んだ、映画の構図で言うところの「肩ナメ」ショットでした。 よくある広告かもしれませんが、この「あなたは誰かの運命の人」というコピーと写真が気になっています。 まず、「誰かの運命の人」。 上手いです。 「あなたの運命の人と出会えます」ではなく「あなたは誰かの運命の人なのです」と態を入れ替えることで、運命というものの性質を見事に表現しています。 「あなたは誰かの運命の人」というのは、「あなたは<既に>誰かの運命の人」ということです。運命とは「既に決