ボクは、勤務している大学で英語教員の養成に携わっています。また、在住する地域の外国人市民の言語問題についても、市と協力して取り組んでいます。その一環で、毎年90分2コマという限られた時間なんですけど、市民向け講座で「やさしい日本語」の講習を行っています(やさしい日本語ワークブック(岐阜市国際交流協会))。「やさしい日本語」とは、地震などの災害時に、日本語をじゅうぶんに理解できない外国人に対して情報をわかりやすく、伝わりやすくするための手段として考えられたものです。1995年1月に起きた阪神・淡路大震災を地元民として経験したボクは、情報の伝達手段としての「やさしい日本語」は、いろいろ問題はあるにせよ、大事やなぁと思っています。 ボクが住んでいる市には、およそ9,000人の外国人市民がいます。緊急事態はもちろん、日常の多くの場面で、外国人市民は「ことばの壁」に直面しながら生活を送ってはります。
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