ウクライナ東部ドネツク州の集落で2024年2月17日、ロシアとウクライナによる戦闘で破壊された家屋の前を歩く住民たち=ロイター 南アジアのネパール人の若者たちが、ウクライナに侵攻したロシア側の兵士として戦闘に加わり、激戦地に送り込まれている。ネパール政府は「200人超が参加している」としているが、千人近くいるとの証言も出てきている。 【写真】戦死したネパール人男性の死亡通知書。2023年12月27日に亡くなったと書かれている=家族提供 ネパール西部ダイレク出身の土木技師、クリシュナ・シャヒさん(24)は昨年11月、別の欧州の国に出稼ぎに行くため、いったんロシアの首都モスクワに渡った。 だが、仲介を依頼した業者から「大雪で別の国には渡航できなくなった。ロシア軍に加われば、月に19万5千ルーブル(約31万円)もらえる」と言われた。 軍兵士としての経験はなかったが、手持ちの資金に余裕はなく、参加