任天堂が年内に発売予定の新型ゲーム機「Wii」を披露した。従来のコントローラを刷新し,コントローラを上下左右に動かすと加速度センサーが感知してキャラクターを操作できるユーザー・インタフェースを可能にした。携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の大ヒットを追い風に,据置型ゲーム機の世界でもユーザー・インタフェース革新をもたらす。同社トップの岩田氏がWiiに込めた想いを余すところなく語る。(聞き手は浅見直樹=ITpro発行人,蓬田宏樹=シリコンバレー支局) Page1:試作品なら山ほど作った Page2:「次世代機」ではない Page3:プリミティブな面白さとは Page4:電源を切っていても何か期待させたい ---なぜ,ユーザー・インタフェースが重要だと考えるようになったのですか。 岩田氏:任天堂は,どうやったらゲームを楽しんでくれるユーザーを増やせるか,この命題に数年間,挑み続けています。私も
□荒川實 [Minoru Arakawa] 前Nintendo of America代表取締役社長。 1946年9月3日京都市生まれ。京都大学大学院1971年修了。 アメリカでの挑戦 1946年京都の繊維問屋の次男として生まれ、裕福な生活を送る。母親の実家も由緒ある家柄で土地持ち、荒川家の所有地と合わせると京都の市街地の5分の1にもなったという。1964年京都大学に入学し土木工学を専攻、修士まで進み優秀な成績で卒業。実家の富のおかげで特権的な立場にあった彼は、自分の進むべき道について悩んでいた。「働くかわりに考えろという。これは楽なようでいて、実はそうじゃない。うちがこういう立場にあるのはなぜか、どうすれば最良の人生を送れるかと、すいぶん考え、悩みました」 そしてマサチューセッツ工科大学(MIT)の大学院土木工学専攻科に入学しボストンに渡る。1年半後の1972年にふたつ目の修士号を取
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