人間の業を生々しく真正面から描く 「捨てがたき人々」の一場面(C)2012「捨てがたき人々」製作委員会[映画.com ニュース] 鬼才・ジョージ秋山氏の漫画を大森南朋主演で実写映画化した「捨てがたき人々」の予告編を、劇場に先立ち映画.comが独占で入手した。 金も仕事もなく、絶望と鬱屈を抱えて故郷の長崎県・五島へ舞い戻った男・狸穴勇介が、顔にアザのある女・岡辺京子(三輪ひとみ)と出会い、衝動にまかせたセックスから始まる2人のどうしようもない縁と絆や、勇介の身に起こる変化を描く。 予告編は、大森が扮する勇介の「人はなにゆえこの世に生を受けるのでしょうか」という魂の叫びから始まる。故郷に戻った勇介に対し、誰もが怪訝な表情を見せるなか、唯一笑顔を見せてくれた京子との出会いや、生きている証を性の快楽に求める勇介が京子を求める姿、やがてなし崩し的に同棲し、互いを認めることなく家族を作ることになった2