筆者が2014年にレビューした「Beats Solo2」は、世界で最も人気の高いヘッドホンの1つを大幅に強化した後継機種だった。筆者はSolo2を気に入り、200ドル付近のオンイヤーヘッドホンの有力な選択肢の1つと考えている。ただし、快活で「刺激的」なサウンドが好きな人向けだ。 では、筆者はなぜ「Beats Solo2 Wireless」にそれほど魅力を感じないのだろうか。Solo2 Wirelessは、外観は有線のSolo2に似ているが、追加の電子部品と充電式バッテリが本体に組み込まれているため、Solo2よりわずかに重いモデルだ。 1つめの理由は価格である。300ドルという価格は、有線であろうとワイヤレスであろうと、ヘッドホンとしては高額だ。この価格帯になると、ユーザーの期待は大きくなる傾向にある。最高の性能を求めることはないかもしれないが、それに近いものを期待するはずだ。 Beats