Yahoo! JAPANグループのクラウドコンピューティングとデータセンター事業を一手に担う、株式会社IDCフロンティア。同社で約20年前から事業の中核を担い、次々と新しいビジネスモデルを確立してきた敏腕エンジニア・大屋誠さんは、今から1年前に東京から福岡に移り住みました。 現在大屋さんは同社の研究開発を担うR&D室の「室長」という立場で、ひとり福岡でリモートワークを実践しているといいます。 室長だけひとり福岡に? そもそもなぜリモートでお仕事を? 大屋さんご本人にお尋ねすると、彼が実践している仕事方法、さらには業界の今後を示唆するさまざまなお話を聞くことができました。 ――まずは、大屋さんの経歴から教えてもらえますか? 大屋 僕はもともと福岡市出身で、九州工業大学でコンピュータサイエンスを学び、平成8(1996)年に国際電話事業を展開していた国際デジタル通信株式会社 (現株式会社IDC